花粉症と言えば、
春先には、スギ、ヒノキ、ハンノキ等の木々による花粉の飛散によるもので、
風に乗り、数十㎞以上も飛ぶ為に影響を被っている人も多くいます。
秋には、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ等の花粉の飛散で9月頃ピークを迎えます。
ところがイネ科植物の花粉症もあるようです。
イネ科と言っても稲作の稲でどではなくて、主にカモガヤ、ネズミホソムギなどの海外から
牧草として輸入されて、その交配種が多いようです。
イネ科植物の花粉の時期は、4月下旬から11月初旬とかなり長いですが、
飛散時期のは、ピークは、5月~8月、スギ、ヒノキの時期が大体5月までですので、
6月以降は、イネ科の花粉かもしれませんね。
但し、イネ科植物は、60㎝~120㎝位ですので、飛散範囲も数十メートル程度で狭いので、
近付かなければ影響はないと言われています。
実は、私はイネ科植物の雑草と思われるのは、身の回りに多く名前が良く特定出来ていません。
▼カモガヤ(鴨茅) 英名:オーチャードグラス
イネ科カモガヤ属、多年草、ユーラシア原産、花期:5月~7月、
高さ50~150cmになり、短い根茎をもち、株立ちとなります。
茎の上部に長さ8~30cmの円錐花序を出し、枝の片側に小穂を多数密につけます。
小穂は長さ0.5~1cmほどの楕円形で、数個の小花からなります。
花粉が飛ぶため、スギのシーズン後に起こる花粉症の原因としても知られる。
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イネ科カモガヤ属、多年草、ユーラシア原産、花期:5月~7月、
高さ50~150cmになり、短い根茎をもち、株立ちとなります。
茎の上部に長さ8~30cmの円錐花序を出し、枝の片側に小穂を多数密につけます。
小穂は長さ0.5~1cmほどの楕円形で、数個の小花からなります。
花粉が飛ぶため、スギのシーズン後に起こる花粉症の原因としても知られる。
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▼イヌムギ(犬麦)
イネ科スズメノチャヒキ属、多年草、南米原産、花期:5月~8月、
乾燥した草地、道端や荒れ地などに生える帰化植物。茎は3-4本束成し、高さは40-100cm。
茎先に10-25cmの円錐花序をだす。小穂は緑色で光沢があり、長さ2-3cmの偏平な披針形。
和名のイヌムギは麦に似ているが穀物としては役に立たないのでこの名がついた
イネ科スズメノチャヒキ属、多年草、南米原産、花期:5月~8月、
乾燥した草地、道端や荒れ地などに生える帰化植物。茎は3-4本束成し、高さは40-100cm。
茎先に10-25cmの円錐花序をだす。小穂は緑色で光沢があり、長さ2-3cmの偏平な披針形。
和名のイヌムギは麦に似ているが穀物としては役に立たないのでこの名がついた
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▼カモジグサ(髢草 )
イネ科エゾムギ属、花期:5月~7月、
道端でごく普通に見られる。大きめの小穂をつけた細い穂がたれ、また小穂に長い芒が出るのが目立つ。
高さ40~100cm、 穂状花序で、曲がって垂れ下がる。
花穂は、10~20個の小穂が2列につき紫色を帯びる。(緑色のものもある。)
小穂は、イヌムギの小穂に長い芒がついているような感じで、中軸からばらける。
和名のかもじ草は、女の子が若い葉を集めて揉み、女の雛人形を作ったことによるとしている。
また、子供がこの株を取り、かもじ(付け毛)を作って遊んだことからともいわれている。
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イネ科エゾムギ属、花期:5月~7月、
道端でごく普通に見られる。大きめの小穂をつけた細い穂がたれ、また小穂に長い芒が出るのが目立つ。
高さ40~100cm、 穂状花序で、曲がって垂れ下がる。
花穂は、10~20個の小穂が2列につき紫色を帯びる。(緑色のものもある。)
小穂は、イヌムギの小穂に長い芒がついているような感じで、中軸からばらける。
和名のかもじ草は、女の子が若い葉を集めて揉み、女の雛人形を作ったことによるとしている。
また、子供がこの株を取り、かもじ(付け毛)を作って遊んだことからともいわれている。
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▼セイバンモロコシ(西播蜀黍)
イネ科モロコシ属、多年草、地中海沿岸原産、花期:7月~9月、帰化植物。
ススキに似ていて茎は太く、束生して大きな株となり、高さ1~2mにもなる。
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▼オオスズメノカタビラ(大雀の帷子 )
イネ科イチゴツナギ(ナガハグサ) 属 多年草 花期:5月~7月、
花序は長さ20~30センチの円錐形で、 先が一方に傾き、柄に長短のある2~5個の枝を半輪生状に出し、
横広がりになり、花序枝の先が垂れ下がり気味となる。
花序枝が4本以上出る。 小穂は長さ約3ミリで淡緑色であり、護穎には中脈が見える。 芒はない。
よく似たイチゴツナギとは花序の枝が横に散開しないので違うことは分かったが
ナガハグサとの違いはよく分かず、単なる別名かどうかも分からない。
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▼カズノコグサ(数の子草)
イネ科ミノゴメ属、1~越年草、花期:6月~7月、
和名は小穂がカズノコに似ている事による。
まだ花の時期には早すぎているので、花は撮り損ねている。
イネ科ミノゴメ属、1~越年草、花期:6月~7月、
和名は小穂がカズノコに似ている事による。
まだ花の時期には早すぎているので、花は撮り損ねている。
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▼ネズミムギ(鼠麦)
イネ科ドクムギ属 1年草 花期:5月~7月、
ネズミムギは麦畑に混入して生えますが、食用には不向きな植物です。
ネズミがつく植物は役に立たない種類が多く、ネズミムギも食べられないことが名前の由来です
枝を出さずに小穂を直接つけます。
小穂の数は15~25個で左右交互に互生し、穂は長いです。
小穂の形状は扁平で芒(のぎ:殻などに生える針状の毛)があり、
開花期には10~20個の小さな花を咲かせ花粉をとばします。 。
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下の写真はイネ科の花のつもりだったが何の草を撮った時なのか分からないので、
イネ科の花はこんな感じだと感じてもらえれば助かります。
花枝を触ると粉だ飛ぶのもありました。
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▼チガヤ(千萱、茅、白茅 )
イネ科チガヤ属 多年草 花期:4月~6月、
晩春、葉に先立って花穂をつけ、のちに茎が長く伸びて、白い毛が密生した花穂が
一面風にそよぐ光景は美しい。
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最初に、イネ科の花粉症は、カモガヤ、ネズミホソムギと書いたのに、ネズミホソムギを
紹介出来ていず、申し訳ありません。
ネズミムギ、ホソムギともにヨーロッパ原産の多年草で牧草として世界じゅうで栽培されています。
この2種類は交雑しやすく、その結果誕生したのがネズミホソムギです。
と言うことでどれがネズミホソムギなのかの選別に至りませんでした。
ネズミムギとホソムギの違いは、
ネズミムギ:小穂は10~20個の小花 芒有り、 大きな株で何本もの花茎が立つ。
ホソムギ:小穂は6~10個の小花 芒無し。
まだまだ調べ足りませんが時間の関係で一旦は終わりにします。
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朝スマホで見せて頂いて、これはパソコンでしっかり見せて頂かないとッて。
今になりました💦
カモガヤの花粉が私は一番強く反応するのですよ。
ヤッパリこんな感じの子居るのかな?
イネ科は判別しがたいですよね。
杉やヒノキよりきついけど話題にならないのは飛ぶ距離が短いからなのだと見たことあります。
田舎に住んでますので今まさに喘息がひどくて、せき込む日が多いです。
お薬はずっと欠かしていませんが、それでもゼイゼイしています・・。
今日のお写真と特徴で何とか特定したいなと思います。
花粉症の方には春先からずっとつらいでしょうね。
私は幸いにも子供の頃から杉林が近くにあり、今の家の直ぐ前にも大きなヒノキがあり花粉を飛ばしているのを見ています。
それでも花粉症にはならずに過ごしていました。
排気ガス等の大気汚染が花粉症の発症を促進しているのだと言う話もありますので、良かったのかなと感じています。
ただ歳のせいか、くしゃみや目のかすみなどの症状が出ていますので、
ブタクサの花粉を浴びたり、イネ科の花粉等の影響を浴びているのかと心配になりました。
もう少しイネ科植物を分かり易く分類出来れば良かったのですが、力及ばずです。
他に撮った写真ではイグサ科やカヤツリグサ科などで、まとまりがなくなりイネ科だけの見切り発車状態でした。
いずれ又紹介出来きたらなぁと思っています。