花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

ツユクサの二段咲き。

2021-10-22 | 花の写真
今日は、冷たい小雨模様で、最高気温11℃、これでは12月師走の天気とか、
昆虫も活動を停止しているだろうなと窓の外を眺めています。

以前に撮った写真(9月)からツユクサをふと思い出して投稿します。

ツユクサ(露草)  別名:ホタルグサ、ボウシバナ、アオバナ、等他 にも多数。
ツユクサ科ツユクサ属、1年草、日本、東アジア原産、花期:4月~9月(繁盛期は7月 )
名の由来は諸説ありますが、露を帯びた草という意味でつけられたものが有力です。
もともと山野草で全国どこにでも生息して、昔から親しまれて万葉集で詠まれ 、秋の季語だとか。
花の開花時間が極端に短いというのが特徴でもあります。
花が咲く時間は早朝で、花持ち期間も半日程度です。1日花とも呼ばれている。
因みに、英語でもツユクサのことを「Dayflower」一日でしぼむ花と呼ばれます。 
つぼみが苞葉に2~3個包まれており、それが次々に咲くため、2~3日咲いているように見えます。
ツユクサには6本の雄しべがあります。 
葯の形には3種類あって、
花弁に近いところに蝶のような形の雄しべが3本あり、 X字形雄しべと呼ばれ,
中ほどには、Yを逆さまにしたようなY字形の雄しべが1本
最も前に2本突き出ているのが、O字形雄しべと呼ばれています。
O字形の雄しべは、地味な色合いで花粉をたくさん出します。
ということは雌しべが無いのでこれは雄花ですね。
 
二段咲きツユクサ
一つの苞から確かに2つの花が咲いています。
花が二段に咲いているもの(『一苞二花』と呼ばれるらしい)

ツユクサは両性花を咲かせますが、時には雄花を咲かせます。

直立した花柄に花を咲かせる場合は、多くは雄花です。
(両性花も咲かせます)
写真では分かり難いですが、上の方に咲いている花の雌しべは退化しています。
 
じゃあこれは三段咲きか? 二段咲きも少ないのに珍種?

残念ながら二段咲きの草が重なり正面から見たら3つが目立って見えたのが真相でした。
斑入りツユクサ
この花には雌しべがあるのが分かりますか?

ムラサキツユクサ(紫露草)   別名:オオムラサキツユクサ、アンダーソニア
ツユクサ科ムラサキツユクサ(トラデスカンティア)属、多年草、北米原産、花期:5月~7月、
品種も多く、色とりどりに競い合うように咲き続けます。

ツユクサの仲間として、トキワツユクサ等は、21/5/20投稿済です。

チョット季節外れの投稿になってしまいましたがお許し下さい。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ツユクサ (nori)
2021-10-24 12:31:36
初めて見ました
ビックリです ( ゚Д゚)
可愛い双子みたい
これからは
もしかしたら・・ と
楽しみが増えました (*^_^*)
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norikoさん こんばんは (MIMI69)
2021-10-24 19:27:42
いつも見て頂きありがとうございます。
本当はもっと早い時期に投稿すれば良かったのですが、こんな事ではと思って投稿ボツにするところでした、一人でも気にかけてもらえて嬉しいです。
写真は撮ってもどうしても投稿したらよいか迷っているものが沢山あります。
写真が上手く撮れていればよいのですが、しょうがないと開き直っての投稿です。
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