花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

野草花(6月)イタドリも咲き始めました。捩花、コマツヨイグサ、他。

2022-06-11 | 野草(花)
近くの散歩途中で見掛けた野草花を主に幾つかを上げてみました。

イタドリ(虎杖)   別名:スカンポ
タデ科ソバカズラ(イタドリ)属、多年草、花期:8月~10月、雌雄異株。
荒れ地や斜面のどこにでも見られるが、花の色や毛の多少など変化が多い。
薬用植物で、秋に根を取り乾燥したものが虎杖根で、便秘、蕁麻疹などに煎じて使う。
和名は、疼(いた)みを取り去る効果があるので疼取りと名付けられた。
この写真はまだ花が咲き始めなのでよく分からないが、花から雄しべが飛び出して葯が見えるので雄株だと思います

ネジバナ(捩花)    別名:モジズリ、ネジリバナ
ラン科ネジバナ属、多年草、花期:6月~7月、
茎をまっすぐに伸ばして、らせん形に花をつけ、1つの花は5mm弱ですが、明るい桃色と独自の形で目立ちます。
右巻き、左巻きどちらもありますが、下写真のようにほぼ垂直のものも、巻き方は決まっていない。


コマツヨイグサ(小待宵草)
アカバナ科マツヨイグサ属、越年草、北米原産、花期:4月~11月、
花は径2~3cm,子房下位,樂の下部は2cmほどの筒となる.がくは4個,淡緑色.
花弁は4個,横径1cm程度,淡黄色.花は萎れると赤く変化する 。
和名は、マツヨイグサ属の中では花が小さいことに由来する。 要注意外来種に指定されている。

参考までに、
マツヨイグサ   別名:ヨイマチグサ、ツキミソウ、マツヨイソウ等
アカバナ科マツヨイグサ属 1年草、花期:5月~9月、帰化植物。
マツヨイグサは夜に花を咲かせ、朝には枯れてしまうので、
「宵を待つ草」からマツヨイグサ、ヨイマチグサなどと呼ばれます。  
一日花ですが次々と花が咲き、とくに6月頃からさかんになります。


キキョウソウ(桔梗草 )    別名:ダンダンキキョウ(段々桔梗)
キキョウ科キキョウソウ属、1年草、北米原産、花期:5月~6月、
直径1~2センチのキキョウ(桔梗)に似た小さな青紫色の花を咲かせる。
花冠は漏斗状で、先が5つに深く裂ける。 花は下から上へと咲き上がる。
頂上にしか花を付けないのはヒナギキョウのようです。
         頂上にしか花を付けないのはヒナギキョウのようです。

ヒメジョオン(姫女菀 )
キク科ムカシヨモギ属、越年草、北米原産、花期:6月~10月、
どこにでも見られる雑草ですが、
この空き地一面ヒメジョオンで埋め尽くされています。


ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)   別名:イワダレソウ
クマツヅラ科イワダレソウ属、多年草、南米原産、花期:4月~11月、
グラウンドカバーして利用されることの多い花です。
茎が地面を這うように伸びて広がり、各節から根を出してびっしりと密に地面を覆い、
緑のカーペットのようになります。

タマザキクサフジ(玉咲草藤)   別名:クラウンベッチ
マメ科タマザキクサフジ属、蔓性多年草、欧州原産、花期:5月~7月、
牧草や下草、グランドカバー用に輸入されたものが野生化しています 。
花の感じは藤というよりはレンゲ草(ゲンゲ)に似ています。


アメリカフウロ(亜米利加風露)
フウロソウ科フウロソウ属、越年草、北米原産、花期:5月~6月、果実:5月~6月
微細な毛を密生、葉腋に花柄を出し、直径5mmほどの淡紅色の5弁花を数個つける。
花びらが散ると花の中央がだんだんと伸びてきてその根元に実ができる。
最初は緑色をしているが、熟すと黒くなる。
スギナの間に一面に枯れたような草が混じっている。
ゲンノショウコ(現の証拠)の仲間なので似たような”神輿屋根”形の実ができる。
葉は赤く紅葉していますので、花は終わり秋の雰囲気ですね。
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2 コメント

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Unknown (hanano55rengesou)
2022-06-12 08:27:21
おはようございます。
タマザキクサフジって、
見たことありません。
お会いしたい花です。🌺
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タマザキクサフジ (MIMI69)
2022-06-12 12:00:07
れんげさん こんにちは、
コメントありがとうございます。
タマザキクサフジは、確かにあちこちでは見掛けませんが、
咲いている所では一面とは言えませんが、かなりの広がりでさいています。
帰化植物は強いものが多いですから、そのうちにあちこちで見るようになりかもしれませんね。
いつも読み逃げばかりですが、幅広く載せられていて興味深く拝見させて頂いています。
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