家の周りの野草から花としては少し地味ですが、
それでもしっかりと咲いてくれています。
▼ハハコグサ(母子草)
キク科ハハコグサ属、越年草、花期:4月~6月、
春の七草の一つ”オギョウ”がこのハハコグサ、茎の先端に頭状花序の黄色の花を多数つける。
秋に咲くアキノハハコグサも似ているが、
上部で枝分かれ。葉表 緑、裏 緑白。黄色い花。9〜10月。
▼タチチチコグサ(立父子草) 別名:ホソバノチチコグサモドキ
キク科ウスベニチチコグサ属、1年草、花期:4月~9月、道端、荒れ地、
茎は基部でよく分枝し、茎や葉裏には白い綿毛が密生し、葉の表面にも綿毛が生える。
葉は互生し、長さ2~6㎝、幅2~9㎜の倒披針形~さじ形、先がやや尖り、茎上部の葉は幅が狭い。
葉腋から短い枝を出し、小さな頭花を多数つける。
花序は初め長さ2~4㎝の穂状、後に長さ4~18㎝の円錐状になる。
まだ綿毛が生えるほどではないですが、これから出てくると思います。
混同しやすい類似種に頭花が紅色のウスベニチチコグサとウラジロチチコグサ、
全体に綿毛が多いチチコグサモドキがある。タチチチコグサはこの中で葉の幅が最も狭い。
ハハコグサとタチチチコグサが混じりあって生えています。
▼チチコグサモドキ(父子草擬き)
キク科ハハコグサ属、1~2年草、北米原産、花期:5月~9月、
花の色はチチコグサに似ているが、白い綿毛を被ったやや先太りの葉はハハコグサに近い。
キク科ハハコグサ属、1~2年草、北米原産、花期:5月~9月、
花の色はチチコグサに似ているが、白い綿毛を被ったやや先太りの葉はハハコグサに近い。
茎の上部の葉腋からでた枝に淡褐色の小さな頭花が数個ずつかたまってつく。総苞は長さ4〜5mmの卵形。
▼トウダイグサ(燈台草)
トウダイグサ科トウダイグサ属、越年草、花期:4月~6月、畑、道端等に生える。
茎の先にやや大型の葉を5個輪生し、葉腋から放射状に枝をだす。
各枝先に2〜3個の総苞葉に抱かれるように小さな杯状花序がつく。
写真の写りが不鮮明でごめんなさい。雰囲気だけです。
▼オヤブジラミ(雄藪虱)
セリ科ヤブジラミ属、越年草、花期:5月~7月、
ヤブジラミに似る。茎や葉は紫色を帯びる。葉は3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂ける。
小花柄は2-4個、花径は2mm、花弁は5枚縁が紫色を帯びる。
子房には刺が密生し、柱頭が2裂する。 果実は長さ約6mm、果柄は約7mm。
似たヤブジラミは、小果柄が短く、花期も少し遅い。
見た目で分からないくらいなら、ズボラな私はどちらでも良いのですが、
取り敢えず、花の下の小果の長さとその下の柄の長さが違うのが分かりますか
左:ヤブジラミ 花柄長さ約2mm 中央:オヤブジラミ 右:ヤブニンジン
▼ホウチャクソウ(宝鐸草 )
イヌサフラン科チゴユリ属、多年草、花期:4月~5月、
つぼみの時期は ナルコユリ や アマドコロ と似て区別がむずかしいが、花が開くと、
寺院の軒先に下がる大型の風鈴である宝鐸(ホウチャク)に似るので区別が容易。
上部で枝わかれし、葉は長楕円形、花葉、枝の先に1~3個ついて垂れ下がる。
花被片は筒状に集まり平開しない。
イヌサフラン科チゴユリ属、多年草、花期:4月~5月、
つぼみの時期は ナルコユリ や アマドコロ と似て区別がむずかしいが、花が開くと、
寺院の軒先に下がる大型の風鈴である宝鐸(ホウチャク)に似るので区別が容易。
上部で枝わかれし、葉は長楕円形、花葉、枝の先に1~3個ついて垂れ下がる。
花被片は筒状に集まり平開しない。
▼ギンラン(銀蘭)?
ラン科ギンラン属、多年草、花期:4月~6月、
思わず散歩途中で足元に小さな花が見落とす所でした、昔見たギンランに見えますが、、
▼キランソウ(金瘡小草) 別名:ジゴクノカマノフタ
シソ科キランソウ属、多年草、花期:3月~5月、
野や低い山の道端で見かける雑草で、葉を四方に張り出して地面に張り付き、
葉腋から濃紫色の花を2,3個ずつつける。
和名キランソウの由来は諸説あり、はっきりしない。
一説には、ランに似た紫色の花を意味する紫蘭草(しらんそう)が転訛したものとする説、
別名で、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)という呼び名もあるが、
これは根生葉が地面に張り付くように放射状に広がる様が、地獄の釜の蓋に見立てられたもので、
さまざまな病気に対して薬草としての効能から医者がいらず、これで地獄に落ちないで済む等から。
尚、花色は濃紫色となっているがこれはブルーに近いでした。
ヒメキランソウにブルーのものが出回っているようですが、
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確かにギンランですね‼️
普通に散歩されていて「ギンラン」に出逢えるなんて素晴らしいですね‼️
昨年まては、近くの雑木林で金蘭を見掛けましたが今年は未だ見ません😥
金蘭、銀蘭は共生菌が関係すると言われていますが、どうなのでしょう⁉️
ご無沙汰しております。
昔は、裏山に登れば、キンラン、ギンランや
マルバイチヤクソウなどがあったのを覚えています。
最近は、足が覚束ないので登っていませんが、よく見たわけではないがもう見かけることがなかったかと。
共生菌の話は知りませんでした、
少し調べてみたらラン科の共生菌は、落ち葉等の腐食菌で育ち、
キンラン属の場合は、材木にできる菌根菌(生きた植物の根に共生する菌)で、
ブナ科(コナラ、シイカシ)、マツ科(クロマツ、アカマツ)などと同時に育生するようです。
育てる方法はあるようですが、キンランは絶滅危惧種に指定されています。
盗掘してもなかなか栽培はうまくいかないので、自然において見た方が良いですね。
勉強になりました。ありがとうございました。