花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

針葉樹(その4)ヒノキ科より、カイズカイブキ、コノテガシワ、他。

2023-02-09 | 樹木(花木)
咲いている花があまりないので、針葉樹でもと思い撮り始めました。
その4ともなると、樹木の名前が難しくなり難易度が格段に上がり、名前にも
自信がありません、もし間違っていたらご教示を強くお願いいたします。
今回は、庭木やら生垣等のものに多く使われている針葉樹からです。
そこで、生垣用の木をみても、庭木もキレイに剪定されていれば、どう見ても
遠目には我の様な凡人には違いが分からん。
普通に、花の名前は花の色や形、葉の形等から判断しますが、
針葉樹の花は、色が地味で目立たず、形も地味、葉は針の様に細いものと言う
位だから参考にし難いです。

と言うことで、ともかく生垣の葉をよく見ることにそました。
コノテガシワの葉を見ていたら、何やら他と違う形の葉が混じっています。
スギ葉のものとヒノキの葉のものが混在している、別の木になっているもの等。
 
これは、「杉葉(すぎば)」と呼ばれ、原種の特徴をもって生えてきてしまった葉です。
カイズカイブキは、古木になったり強剪定をすることで、
このように「先祖返り」した杉葉が出やすくなります。
また、栄養不足や水不足、高温障害などの生育上のストレスによっても発生しやすくなります。
一度生えた杉葉は元に戻ることはありませんから、発見し次第、根気強く手で取り去るか、
枝全体が杉葉の場合は枝元から切り落とすしかありません。

カイズカイブキ(貝塚伊吹 )
ヒノキ科ビャクシン属 常緑針葉小高木、高さ 普通は6~7mだが20mにもなる。
海辺などに自生するイブキ(ビャクシン)の園芸品種(あるいは変種)とされる。
登場した頃はコニファー類が今ほど普及しておらず、他の庭木にない洋風な雰囲気が好まれ、北海道南部以南の各地で一般家庭の生垣としてさかんに植栽された。昭和時代を代表する生垣樹種といえる。 
名の由来は、大阪の「貝塚」で作られた、あるいは樹形が巻貝のようになることから 。 


ブルーエンジェルコニファー  別名:コロラドビャクシン
ヒノキ科ビャクシン属 常緑針葉高木  高さ3~5m
コロラドビャクシンの仲間です。ブルーヘブンをスリムにした美しい円錐形品種です。
 春に最も美しい葉色を見せます。青銀色の葉色は年中灰色を帯び、冬でもそれほど変色しません。

ゴールデンモップ  ヒノキ属      ゴールドクレスト  イトスギ属

コノテガシワ(児の手柏)
ヒノキ科コノテガシワ属、雌雄同株・異花 朝鮮、中国原産、常緑針葉高木、花期:3月~4月、

ハイビャクシン(這柏槙)゜ブルーカーペット’
ヒノキかビャクシン属 常緑針葉低木 別名:イワダレネズ、イソナレ 高さ0.3~0.6m
ビャクシンの変種、枝葉や幹が地を這うように育つこと以外はビャクシンと変わらない。 
グランドカバーによく使われる。葉の色は、春は灰青色、冬は茶褐色 。

ヒヨクヒバ(比翼檜葉)  別名:イトヒバ
ヒノキ科ヒノキ属  常緑針葉小高木  高さ3~6m
サワラの変種(園芸品種)で、小枝・細枝は伸長・下垂して長く、
葉先は鋭先頭で先端が外反し、下面は白色。まれに結実し、球果はサワラと同じ。
ヒバは「桧葉」でヒノキ科の園芸品種を表す。
同属のサワラの園芸品種であり、野山には見られない。
ヒヨクヒバとイトヒバは異なるという説もあるが、
一般的には見分けがつかず、同一視される。
 

フィリファラオーレア  別名:オウゴンヒョクヒバ
ヒノキ科ヒノキ属 常緑針葉低木 サワラの仲間。 高さ 4~5m
糸状に垂れ下がる黄金色の枝葉が特徴の、最もポピュラーなグランドカバーのひとつです。
本来は高木性なので、単木としても利用できます。

ニオイヒバ(匂檜葉)   別名:ニオイネズコ
ヒノキ科クロベ属 常緑針葉樹高木 北米東部原産 
葉を揉むと特徴的なパイナップルあるいは柑橘系のさわやかな香りがする。 
季節によって葉の色が変化し、冬期はくすんだようになるため、好みが分かれる。


以下は前回までの積み残し分を含みます。
ヒノキ(檜)   
ヒノキ科ヒノキ属 常緑針葉高木  高さ30~50m  花は4月
山地に自生し、スギとともに優良材として各地で栽培される。
葉は鱗片状で先は鋭く、裏面は上下左右の葉が接するところに白い気孔線がY字形に見える。
前回もヒノキをのせましたが、葉の白い気孔線がY字形の写真の追加分です。

ラジロモミ (裏白樅 )
マツ科モミ属、常緑針葉高木 日本特産種 高さ10m
葉の裏側が白いためこの名が付いている。モミ よりも寒冷な 気候 を好む。
これも前回のマツ科モミ属の時に載せるべきだったが葉の裏が白いが無かった為ここで。

コウヤマキ(高野槙 )   別名:ホンマキ
マツ目コウヤマキ科コウヤマキ属 常緑針葉高木 日本の固有種。 高さ20~30m
コウヤマキ科には本種しかなく「一科一属一種」の珍しい植物。
和名は、高野山真言宗の総本山である高野山に多く生えていることに由来する。


当然まだまだ針葉樹は、ありますが今回はこれで閉めておきます。
又、いつの日か再挑戦してみます。
散歩して生垣等を見て以外と杉葉に先祖返りしている木が多いことにビックリしました。
又、針葉樹の花は風媒花で、これから花粉をふりまくので、花粉症の方には切ない時期になります。
2023年 春の花粉飛散予測は、
スギ花粉の飛散開始は、九州から東北まで例年並みとなるでしょう。
2月上旬に九州や四国、中国、関東の一部から花粉シーズンがスタートする見込みで、
九州では例年並み、四国と中国、近畿、北陸ではやや多くなるでしょう。
東海と東北では多く、関東甲信では非常に多く飛ぶ見込みです。
北海道は例年よりやや少ないでしょう。
とのことですので、お気を付けて下さい。
私は、幸いにもまだ花粉症を経験したことありません。
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