秋の野草花を幾つか選びました。
▼アキノノゲシ(秋の芥子)
キク科アキノゲシ属、1~越年草、花期:8月~11月、
淡黄色で約2cmの頭花は円錐花序につく、花の咲いた後は下の方が膨れ、上部が狭くなる。
葉が細いのはホソバアキノゲシです。
▼サラシナショウマ(晒菜升麻) イヌショウマ(犬升麻)*20/10/10訂正
キンポウゲ科サラシナショウマ属、多年草、花期:8月~10月、
葉は2~3回3出複葉、茎の先に総状花序を出し、柄のある白い小さな花を多数つける。
和名の晒菜は若菜を茹でて水にさらして食べることによる。
*サラシナショウマは花柄がありが、この写真では花柄がないのでイヌショウマに訂正。
▼アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科アキノキリンソウ属、多年草、花期:8月~11月、
秋に咲く黄金色の花の代表の一つ、頭花は茎の先に散房状に又は総状に多数つける。
中心に両性の筒状花で周りに雌性の舌状花がある。
▼イタドリ(虎杖)
タデ科タデ属、多年草、花期:7月~10月、雌雄異株、
葉は広卵形で長さ6~15cm、花の色や毛の多少など変化が多い。
花は、雄花は漏斗形で先が5つに裂け、花粉が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。
雌花は先が5つに裂け、中に3本の花柱(雌しべ)が見える。
←雄花か?
イタドリの実、雌花の後には、3つの稜がある長いハート形のそう果ができる。
▼雄花は花びらより雄しべが長く飛びだす ▼雌花は雌しべが花びらより飛び出していない。
▼アキカラマツ(秋唐松)
キンポウゲ科カラマツソウ属、多年草、花期:8月~10月、
上部はよく枝分かれし、葉は2〜4回3出複葉。淡黄白色の花を多数つける。
花は8mmほどで、萼は花びら状で3~4個あり長さ約4mmで早く落ちる。
これはまだ先はじめなので、萼は落ちていませんね。
←若い実です。8稜があり長さ3mm。
▼ヤマハッカ(山薄荷)
シソ科ヤマハッカ属、多年草、花期:9月~10月、
葉卵形で葉柄の両側に翼がある、枝先に長い花穂をだし青紫色の小さな花を数個づつ数段につける。
花は唇形花で、上唇は4裂して、中央部に紫色の斑紋がある。
下唇は2裂し突きだし、縁は内側に巻く。
白花を付けるのはシロバナヤマハッカと呼ぶ、又似た花でイヌヤマハッカもあるが、
花の上唇に線状の斑がない。
▼ぴんぼけで申し訳ないですが、葉柄の両脇に翼がある部分です、濃い緑部分が翼。
▼セイタカアワダチソウ(背高泡立草) 別名:セイタカアキノキリンソウ
キク科アキノキリンソウ属、多年草、北米原産、花期:10月~11月、
土手や荒地に群落を作る。茎は分枝せず,高さ1〜2mになる。
花は小さな黄色い花が集まって、円錐型を作ります。
泡立草、実はこれは綿毛(わたげ)が泡立つようになる様子からきています。
花に色々な虫が来ています、後から気が付いたこの虫の方が気になりました。
▼ツマグロキンバエ ハエ目クロバエ科 5-7mm、6-10月、
複眼が青緑色に輝き筋模様がある。口器が長く突き出る。
草原の花でよく見られるそうですので、探して見て下さい。
セイタカアワダチソウは、根から毒成分を出し、周りの植物を弱らせてその場を独占する 。
どんどん広がるわけですね、ところが実はこの自分で放出した毒で自分自身が苦しむという
自体に陥ることがあるそうです。 (要注意外来生物に指定されている。)
又、7月下旬~8月中旬頃に刈り取ると、再生しても草丈が小さい状態で花を付けるか、
開花結実を行わずに冬季の枯死を迎えるため、雑草制御として有効であり景観保全上も良いとの
報告がある。
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