花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

早春の彩りを飾る花木、ウメ、オウバイ、ボケ、早咲きサクラ。

2020-02-19 | 樹木
冬から初冬には、至る所でロウバイの黄色い花が目立ちました。
それが終わる頃マンサクも見掛けましたが、今は梅の花が咲き始めています。
名所など出掛けずに、ごく近所で撮ったものからのアップです。

▼ウメ(梅)    バラ科サクラ属、落葉高木、花期:2月~4月、
清少納言の「枕草子」に、”木の花は、濃いも薄いも紅梅
と詠われているように日本人に古くから愛された花です。
日本古来の植物でなく、中国からの渡来植物ですが、広まった理由には、
よい香りは邪気を払うものとされ、清らかな春の訪れと昔の人は考えたようです。
もう一つは、葉が出る前に花が咲くことが、純粋に自然の生命力を感じてさせてくれる
植物だったのでしょう。

白梅の方が早咲きで、紅梅はやや遅く咲くようです。我が家の梅は未だ蕾状態です。

オウバイ(黄梅)  中国名:迎春花  英名:ウインタージャスミン
モクセイ科ソケイ属、落葉低木、花期:2月~3月、
梅に似た高杯形の六枚花弁の黄色い花を、垂れさがる細長いツル状の枝に咲かせる 。
似た花にウンナンオウバイ(オウバイモドキ)があるが、これちらは常緑低木。
ウンナンオウバイ投稿済(18/12/21)

ボケ(木瓜)
バラ科ボケ属、落葉低木、中国原産、花期:3月~5月、
果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜」とよばれたものが「ぼけ」に転訛したとも 。
花が満開になるのはもう少し先ですね。
クサボケ(草木瓜)    枝に棘がある。
 

早咲きサクラ    バラ科サクラ属、
早咲きサクラに、カワズザクラ、カンヒザクラ、オオカンザクラ、カンザクラ等あります。
名前は良く分かりませんので、早咲きサクラとしました。

サクラと言えば、ソメイヨシノですが、さすがにソメイヨシノは未だ咲いていません。
かってはウメはサクラを凌ぐ人気の花でした(奈良時代の万葉集ではウメの方が多く詠われた)。
ところが、時代がかわり、平安時代には、サクラがウメを凌ぐ人気になった。
これは、桓武天皇の京都遷都の行われた時、紫宸殿のウメが火事に遭い、その代わりに
植えられたのがサクラで、古今和歌集ではサクラ多く詠まれた。
この頃からサクラの人気が高まったようです。今では日本を代表する花です。


カワズザクラの名札があった木の花は1房のみでしたので開花宣言出来ず後日回してです。
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