先日、イネ科を取りあげましたが、似た地味な草にカヤツリグサ科がありますので、
一度、取り上げておきます。
例によって詳しくありませんので、間違いをご指摘していただけたら幸いです。
▼メリケンガヤツリ
カヤツリグサ属、1年草、熱帯アメリカ原産、花期:7月~9月、 要注意外来生物 。
花序枝は7~10本で枝先に多数の小穂が球状に集まる 、小穂は長楕円形。
▼ヌマガヤツリ(沼蚊帳吊)
カヤツリグサ属、1年草、花期:8月~10月、
低地の湿地や河川敷などに生え、高さは80~120センチになります。
茎は単生または疎らに叢生し、葉は線形で茎より長さは短めです。
▼カヤツリグサ(蚊帳吊草)
カヤツリグサ属、1年草、花期:7月~8月、道端や田畑にも出現する雑草。
カヤツリグサ科の仲間は茎を両端から 90 度違えて裂くと四辺形ができる。これを蚊帳に見立てての命名
▼コゴメガヤツリ(小米蚊帳吊)
カヤツリグサ属、1年草、花期:7月~10月、
カヤツリグサによく似ているが、鱗片が丸みを帯びて小さな米粒のようなので小米カヤツリ
小穂は黄色っぽく、熟すと褐色になる
▼ホソミキンガヤツリ(細実金蚊帳吊 )
カヤツリグサ属、1年草、北米原産、花期:8月~10月、水辺、湿地、水田の畦に生育。
ムツオレガヤツリ(別名キンガヤツリ)に似て果実が細いことから ホソミキンガヤツリと名づけられている。
最近、関東地方で見られるものはムツオレガヤツリでなく、ほとんどこのホソミキンガヤツリであると言われている。
小穂が軸にやや斜めに開出してつき、黄金色に色づく。小穂は長さ10~20㎜、幅約1㎜の線形、小花を8~10個もつ。
▼イガガヤツリ(毬蚊帳吊)
カヤツリグサ属、多年草、花期:7月~9月、日当たりがよい、湿った場所に生える。
花は茎頂につき、葉状の3~5個の苞の間から小穂が集まった赤褐色で頭状の球形花序を作り、
時に3~5cmの花序枝を出してその先に球形の小穂をつける。
茎の先に頭状に密集してつく小穂の姿が栗の毬(イガ)に似ていることから和名がつけられている。
▼マスクサ(升草)
スゲ属、多年草、
花序は5〜8個の無柄の小穂を間隔を開けてつけ、苞は葉状で花序より著しく長い。
小穂は長さ5-10mmで上部に雌花、下部に短い雄花が付く。
▼ヒデリコ(日照子)
テンツキ属、1年草、花期:7月~10月、
和名は、夏の日照りにも負けずに生え茂る姿からきている。
先端に2mmほどの球形の小穂を多数枝を分けて付ける。
イネと共に世界に分布を広げた植物のひとつ。
▼アブラガヤ(油萱)
アブラガヤ属、湿地に生える多年草、花期:8月~10月、
花序は2個から5個、先端と、より下の節から出て、それぞれ2回から5回ほど分枝して、多数の小穂を着ける。
和名は油ガヤの意味で、穂の色が油っぽく、また多少油臭い臭いがあること
に依る。
▼サンカクイ(三角蘭)
フトイ(ホタルイ)属、多年草、花期:7月~9月、
茎は三角形で、イグサ(蘭草)に似ているのが名前の由来。
サンカクイと最もよく似ているのは、カンガレイである。花茎の姿、大きさはほぼサンカクイと同じである。
この写真では詳細まで分からず、サンカクイとした。
普段は気にせずに馴染みのない草ばかりでですが、カヤツリグサ科としても、
まだまだあります、これからもこれら追加できるように注意していきます。
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