花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

針葉樹より、スギとヒノキとヒマラヤスギ。

2019-02-09 | 樹木

  花が少なく山は枯れ木が多いので、今回は針葉樹に目を向けてみようと思います。

 針葉樹で一番思い浮かぶのは、松と杉でしょう。

 家の周りを見渡しても、ヒノキとスギしかありません、松は既に19/1/3に投稿済ですので、

   従ってヒノキとスギを取り上げてみます。

  ▼家の前の対面にある写真の右がヒノキ(檜)、左がスギ(杉)です。

  写真では違いが分かりませんが、勘違いしている人もおられます。

  

▼ベランダより東南方向は落葉して空坊主です。

今夕方早くからの初雪で枝に白い花(?)を咲かせている。

 

  
 それぞれの球果は、今頃は茶色い丸い球状になっているのが目に入ります。球果は10~11月頃から熟す。

  ☆ ヒノキ(檜)   ヒノキ科ヒノキ属、

   
 

 

  ☆スギ(杉)   ヒノキ科スギ属、   花期:2月~4月。

     
     

 杉花粉の元凶となる雄花が目だち始めている、そろそろ花粉が飛び初めて悩む人も多いのでは。

 雌花は緑色で直径2〜3cmの球形、 枝先に1個ずつ下向きにつく。球果は直径2cmほどで、10〜11月に熟す。

 既に花等は、花粉症の元凶で 18/3/21 に投稿済ですのでよろしければ参照して下さい。 

          

    ▲左:スギ、右:ヒノキの枯れ葉。 普通には葉の先に新葉が出てきますが、葉が落下する寿命は、

 低標高域(約320-370m)で約4年、高標高域(約850-970m)で約6年と推定(by森林総合研究所)

 

 散歩中でヒマラヤスギがありましたので、ついでに 杉と付くのに松の仲間です。

 ☆ ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)

 マツ科ヒマラヤスギ属、常緑針葉樹。ヒマラヤ山脈西部の標高1500 mから3200 mの地域が原産地である。

 雌雄同株、花期:10月~11月、やっぱり葉はマツそっくりですね!

 

            
                                                       

 ▼雄花が咲いていました。雄花の長さ2~5cm、     ▼写真右下の葉が生える中央部の茶色のが多分雌花?
  

開花時の雌花は約5mmと小さく、高所に在り、しかも樹齢30年を超えないと雌花を付けず、数も雄花に比べずっと少ない。

                  (球果は10cm位)
  ▲球果には平べったい三角形の種鱗がらせん状に重なってついている。種鱗には2個の種子がついている。

  
 ▲もちろんいっぱい地面に雄花が落ちていました。  ▲松ぼっくりの上部の殻(種鱗)が落ちて中心の棒が突き出ている。

                

     松ぼっくりの頭頂部のみまとまって落ちてシダーローズと呼ばれている。

   

 針葉樹は広葉樹に比べると幹がまっすぐに伸びる性質から、建材、木材と知られていますが、

 伝統的な建材としては木曽五木が定番です、(ヒノキ、アスナロ(ヒバ)、クロベ、サワラ、コウヤマキ)

 これからは針葉樹に目を向けて集まったら次の機会にアップします。

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