どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

機動戦士ガンダム、放映40年か...。

2019年08月24日 20時02分00秒 | アニメ
めでたいことではあるんですけどね...。

映画公開版をTVアニメサイズに編集してNHKで放映された「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」も終わってしまい、寂しくてしょうがない...ロス状態ですわ(´д`)

当初、ちょっと違和感もあった作画とCGも徐々に見慣れてきてたし、このまま本編リメイクも...って密かに期待していたんですが。

CONTINUE vol.59」での安彦良和さんのインタビューで語られていることが決定打だったみたいでね...。
こっちはやりたいという思いがあったんだけど、結局その後、サンライズから正式に話があって、制作部の「総意として」改めて「『THE ORIGIN』の映像化はしない」と伝えられた。これは完全な決定でもう覆られないです。「総意として」ではね。

サンライズ側との間でかなり擦った揉んだあったみたいですが、まぁ...どうしてなのかは容易に想像できますが(^_^;...コアの部分をいじってほしくなかったんでしょう。

「宇宙戦艦ヤマト」の大胆なリメイク「2199」も、西崎義展さんが鬼籍に入ったことで実現できたように、ガンダムもまだまだ時間がかかるのだろうと思います。

50周年かな...いや60周年?...せめて私自身が元気でいる内に実現してもらいたいもんだと切に願っております(^_^;



この世界の片隅に、69回目鑑賞+(1)

2019年08月18日 20時53分00秒 | アニメ
あれから早一年、池袋・新文芸坐での...もはやこの時期恒例として定着しつつある「新文芸坐×アニメスタイル セレクションvol. 118 『この世界の片隅に』三度目の夏」に行ってきました(*^o^*)

深夜にも関わらず相変わらずの高温状態の中、汗だくになって到着...ロビーに入るとすでに入場者でごった返しの状態...やはりオールナイトなので、男性8割以上、年齢層も4〜50代中心で、自分と同じ加齢臭に充ち満ちておりましたわい(^_^;

ショウケースや壁には「この世界の片隅に」にちなむ様々な展示で、気分を盛り上げてくれます(*^m^*)


22時45分、予定通り開場!チケットぴあ整理番号12番だったため、狙い通りの座席を確保!

前から三列目、上手通路側...正直スクリーンはかなり近くて首も辛いんですが、冒頭トークを程よい距離感で見聞きできることを優先した次第。

そうそう今回のイベントでは「マイマイ新子と千年の魔法」8周年記念で配布されたアートカードを頂きました。新宿ピカデリーでのイベントで既に頂いたものですが、思わぬ2枚目ゲットで嬉しい限り(*^o^*)

23時ちょい過ぎ、新文芸坐の方の挨拶でイベント開始です。

「何度も上映しているのに、千日を越えているのに、未だにこれだけのお客様にお越しいただけるのは本当に素晴らしいことだと思います」

「『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開が12月20日と告知されましたが、あの日付はウソですね(笑)...ウソです!...いや今回は12月20日に公開していただけるでしょう。本当に楽しみです!」と場内の笑いを誘いつつ開幕です!

さてさて...今回はどんなお話しが聞けるのか...片渕須直さんも制作に関わった「リトル・ニモ」の裏話が楽しみです!

次回に続きます(^_^)



リトル・ニモ、Blu-ray版

2019年07月30日 23時00分00秒 | アニメ
想い出のアニメライブラリー 第104集」...

なんか憶えのあるシリーズ名だなと思ってましたが、「のらくろ」DVD-BOXと同じメーカーで、装丁も似ています(^_^)

「リトル・ニモ」ってちゃんと観てないので、このリリースも嬉しいですね!

なんと言っても、白眉なのは映像特典のパイロットフィルムです。

「近藤喜文・友永和秀」「出崎統」「月岡貞夫」の3バージョンあって、それぞれ特徴があって、それぞれ超絶なクオリティっぷり(*^o^*)

この3バージョンはそのまま作品の紆余曲折と産みの苦しみを物語っている...その顛末はアニメーター・大塚康生さんが一冊の本「リトル・ニモの野望」にまとめられ、私にとっては最早伝説です(^_^)

日米制作陣の考え方の違い...その齟齬はどこまで行っても埋められずで...とても不幸な作品で...。

いやしかし...まだ全編キチンと観てませんが、物凄いというか...全体的にはディズニーっぽいヌルヌルなフルアニメーションなんですが、そんな中にも日本のアニメーション技術が折り込まれていて独特...迫真タップリの作品なんです!

これが興行的に失敗し、なんだか日陰者扱いされているのが悲しく切ないです。

Blu-ray化したのは嬉しいですが、これを期に映画館でリバイバル上映して、日の目を見せてあげても言いんじゃないでしょうかねぇ...実にもったいない(´д`)

このBlu-ray版リリースが再評価のキッカケに繋がれば...と願っております。

そうそう、本作のパイロットフィルムは来月の新文芸坐で行われる片渕須直3作品オールナイト上映会でも特別上映されるんですよね(^_^)

映画館のスクリーンでちょっとだけでも鑑賞できる...今から楽しみなんでございます(*^m^*)



シン・エヴァンゲリオン劇場版、冒頭10分40秒00コマ

2019年07月08日 22時52分00秒 | アニメ
「0706作戦」ってのが謎過ぎちゃって、今イチ把握できてませんでしたが、なんとなくタイミングがあって6日(土)夜にネットを通して見ることができました(^_^)

国内で何カ所か、海外でフランスだとかで野外上映?してたのをカメラを通して見るという...暗いし、ときおり白飛びしちゃうしで、不鮮明...(´д`)

普通にYouTubeとかで見せておくれよぅ(×_×)

まずは派手にドンパチやってツカミはOK!という演出で、絵的にいろいろ面白かったです。

真希波マリが搭乗するEVA8号機が三次元的に駆動する仕組み、そしてその操縦の描写。


クルマのハンドル操作みたいな...これってジャンボーグ9のオマージュですかね(^_^;


でもなんだか納得できちゃう描写は流石だねぇ...と。

それと防御用に展開されている戦艦が...。

EVA8号機ともども上空のヴンダー?からワイヤーで吊って操作しているってのが...いや〜流石!特撮好きの庵野さんらしくて面白い!

この描写は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」でもありましたが、


すっかり忘れてました(^_^;

でもまぁ今回はさらに「らしい」雰囲気を強め、その上セリフにも「操演」なんて言っちゃってますしね、特撮オマージュバリバリで楽しい映像です(^_^)

...でヴィレ?はネルフの施設があったパリを目出度く復元したということらしいですが...。

パリ会場では歓声が上がっていたのも面白かった(^_^)

まぁなんか面白そうになるかな...と思わせてはくれる冒頭アバン映像ではありますが、3DCG多用でウジャウジャ出現する敵の描写がね...。


後から出てきたヤツ、ラインダンスでもするのかと思っちゃった(*^o^*)

しかし...物量でオラオラ!これでもか〜!!な感じは...どうもね...コピペ感が強くて好きじゃない描写で...。

この後の展開がどうなるか次第で、現状不明だらけでわかりません。

納得のいく決着をどうつけてくれるかですしね。「Q」みたいなドンヨリ&ネガティブだらけにならないことを祈るのみです(^_^;



機動戦士ガンダム、あれから40年...。

2019年05月07日 21時50分00秒 | アニメ
そうか...あの時オギャ〜っと生まれた人も中年の域に達したのか...(^_^;

土曜の夕方、高校生だった私...4月からの放送開始時点では気づかず、たまたま早く帰れた9月22日のことでした。

スイッチを入れて、そのままTVの前でうたた寝していたのです...そしてスクリーンいっぱいに映されたドムが2機!

それは第25話「オデッサの激戦」、前話で戦死したマッシュの仇討ちのため、ガイアとオルテガが出撃する瞬間でした。

忘れもしないっ!このワンカット...最初に目に飛び込んできたのはザクではなく、ドム!戦車のような重量感タップリなゴツイフォルム...そして単眼。

その異様な姿にすっかり魅了されてしまい...これはただ者ではない..宇宙戦艦ヤマトの衝撃以来...それまでのロボットアニメとは一線を画すタダならぬものを感じ、ドップリのめり込んでいったのでした(*^o^*)

しかしまぁ...この40年で60作品にもなるんですかぁ...大半は見てないし、興味ないものがほとんどなんですが、これほどまでに広がりを持つ作品になるなんて、あの当時は思いも寄りませんでしたね。

スポンサーと作品の対象者がまるで合わず、52話(4クール)の予定が43話で打ち切りに(それでも1〜2クールが当たり前の今から見るととんでもなく大河ドラマですが(^_^;)。

来年には実物大で動く!ガンダムが作られるらしい...個人的にはザクが良いんだけどねぇ..(´д`)



SSSS.GRIDMAN、凄く面白い!イイ(^_^)

2018年10月16日 20時00分00秒 | アニメ
TVアニメシリーズとして10月から放送開始され、現在までに2話。

ちょうど25年前に円谷プロが、ウルトラマンテイストな特撮モノとして放送していた実写のTVシリーズですが、これを現代風にアレンジしたもの。

そのアレンジ...というか味付け具合がエヴァテイストでとても良い感じなんですよ(*^o^*)

セミの鳴き声、校内風景の切り取り、電柱・電線...劇伴を控えめにして淡々と進むストーリー。

そしてアオリ構図を徹底した特撮的な格闘描写!

本来は典型的な子供向けヒーローアクションモノを妥協なくハイクオリティな作画で見せてくれる映像...もう大好物でございます(*^m^*)

今後の展開次第で評価も変わるかもですが、少なくても今年の秋アニメでナンバーワンかと思います。

劇伴控えめなんですが、担当しているのが鷺巣詩郎さんというこれまた強いエッセンスで(^_^)

登場人物でツボなのは、このお方...。

グリッドマン同盟?の一人、JKの六花ちゃんのママ。

この声を充てている新谷真弓さんを含め、キャラ造形が「フリクリ」のハルハラ・ハル子っぽいんですね(^_^)

ハル子が大人になってママになったようにも感じられますし、なんと言っても新谷さんは「この世界の片隅に」で北條家の姑であるサンさんの印象も強く、芸域を広げた上での配役なので、すごくお母さん感がよく出ていて嬉しくなるんですよ(*^o^*)

ホンのチョイ役で、今のところはチラっとしか出てきませんが、登場する度にニヤニヤしちゃいます(^_^;

ってな感じで毎週放送が楽しみに待ってしまうアニメ、久々って感じでございます。



若おかみは小学生!、鑑賞

2018年10月13日 19時50分00秒 | アニメ
ネットで高評価だし、なんだか非常に気になっちゃって...でも...どこか心理的な抵抗もあって、これまで何度も行こう...いや止めておこう...を繰り返して、やっと(^_^;

場所は立川シネマシティ・gスタジオ...。

客入りはこんな感じ。

最終的にはもう1〜2割増えていた気もします。

年齢層は小学生くらいの子供連れの親子から、私みたいな中高年まで老若男女まんべんなくという感じでした。

おっこちゃんもロビーでお出迎えです(^_^)


...で、ストーリーに触れずネタバレ無しでの感想になりますが、私の印象としてはまぁまぁって感じでしたね。

アニメーションとしてのクオリティーは一級品、スタジオジブリで作画監督や原画として腕を磨いてきた高坂希太郎さんによる監督作品で、冒頭お神楽舞いのシーンはじめ、「和」のシットリとした情景描写はどこを切り取っても大変美しいものになっています。

観客の反応、笑いも結構おきてましたし、クライマックスではすすり泣く音もアチコチから伝わってきました。

...でも、なぜだか自分には響くモノが薄かったように感じまして...(^_^;

これはもう理屈で云々いえることじゃないんですよね。見るタイミングや環境で印象が変わる作品なのかもしれません。

「君の名は。」の印象に近いのかも...一回目(映画館)二回目(テレビ)で違いましたので。

同様にテレビ画面のサイズで見るとまた違う印象なのかもしれません。

個人的に一番心に響いたのは、オデコにチュッとする場面ですね...どこで誰がと説明するとネタバレに繋がるので、ここまでとしておきます(^_^;

それとキャラデザインですが、大人の女性...特におっこちゃんのお母さんの顔つきが松本零士さんっぽい...メーテルを想起させるような感じで良いなぁと(*^o^*)

パンフは品切れ...残念!


自分的な琴線にはちょっと届きませんでしたが、鑑賞後感は爽やかなものを感じましたので、やはり観に行って良かったと思っています。一見の価値は多いにあり!(^_^)

実は同館で続けてもう一作品「日日是好日」を観ました。これも「和」を感じさせるものでしたが、感想は次回にて...。



オオタフクコッ!...こりゃまたやられた(´;ω;`)

2018年10月10日 21時50分00秒 | アニメ
本日突然、また凄いものが公開されました...。

「わたしの名はオオタフクコ、1028歳。長い長い時を生きている。神様かって?...」

平安の世に生を受け、人間が織りなす諸行無常を見てきた人物のようです。

いろいろあって...瓦礫から鉄板を見つけ出し、一銭洋食(お好み焼の原型らしい)を...。

こんなにふっくらとして美味しそうなお好み焼き、見たことありません(*´д`*)

ポテッとした濃厚なソースの表現がまた溜まらんです(^_^;

「小さな幸せを、地球の幸せに。」


ちょっと愚痴っぽく、意地悪なところもあるけど、まずは食べて元気を出そう!

...淡々として、それだけのお話しなんですが...なぜだろう...目がウルウルしてしまう...泣かそうなどという見え透いた泣かせの演出なんて、どこにもないのに...。

言うに及ばず!監督・片渕須直さん、キャラ原案・こうの史代さん、音楽・コトリンゴさん、そして語りは「この世界の片隅に」で径子さん役・尾身美詞さんというゴールデンメンバー!!(*^o^*)

1分45秒に沢山の深い想いが込められていると...まずはご覧いただきたい!オタフクソース YouTube 公式にて公開中!

全三話となるそうで、オオタフクコさんの活躍が楽しみです\(^o^)/

ああ...それにしても本場のお好み焼...。

恋しいなぁ...また味わってみたいものです(´д`)



この世界の片隅に、カレンダー10月に描かれている想い...

2018年10月01日 16時55分00秒 | アニメ
それは...物交から帰る途中のすずさんと刈谷さん...そして水原哲さん"らしき"人物。

「この世界の片隅に」の意味が織り込まれていてとても好きなシーンなのですが、新旧二作のTVドラマ版でキチンと描くことはありませんでした。

何故か すずさんを物交に行かせず、水原哲さんも、一方は死なせ、他方は元気に帰還させた。

ここは...様々な人生が交錯する「交差点」を感じさせるところなのに...。

刈谷さんは必死の想いで呉へと辿り着いた息子に気づいてやれなかった事を吐露する。

擱座する巡洋艦・青葉を見つめて佇む「水原哲さん"らしき"」人物(本人なのか、或いは生死も不明確)は、背後を通過する すずさんに気づかない。

すずさんは「水原さん?」と...気づいているようだけれども、何もせず通り過ぎていく...。

晴美さんが見たいと懇願した軍艦を心の中で教えてやり...青葉と共に昇天してゆく...。


「切なさ」「後悔」「しょっぱさ」「涙」...それらを包み込む「塩分」という素っ気ない一言で(敢えて『お涙頂戴』を否定し)見事に言い表していて...このテーマ性をドラマ制作者は誰一人理解し感じとることはできなかったのか...とても残念に感じた一要因でした。

登場人物に一々大泣きさせれば良いってもんじゃないんです。

逆に言えば、こうの史代さんの作家性を十全に汲み取った片渕須直さんの傑出さが際立つばかりでした。


...ということで10月に突入。

今のところ個人的に映画の鑑賞機会はないのですが、今月21日(日)は「練馬アニメカーニバル2018」にてトークイベント「映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』公開2ヶ月前トーク」が催されます(*^o^*)

もちろん応募(チケット申込み締切は、今月8日(月)24:00まで!)しましたが、抽選なのでまだ行けるかどうかはわかりませんが、非常に楽しみにしております!



この世界の片隅に、66回目鑑賞+(4)

2018年08月31日 20時35分00秒 | アニメ
前回「マイマイ新子と千年の魔法」からの続きです。

満を持しての小黒さん「『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の制作状況について聞きたいけど、みんなも聞きたいっ?」とイタズラっぽく(笑)

片渕さん、思わず「アチャ〜」に(*^o^*)

映画としての長さは伸びる。5分とか10分ではなく、もっと大々的に伸びる。でもどれくらいなのかはまだ判らない。内容も吟味しているところ。

これまでも3バージョンにもなっている。一つ目は自分たちも初めて繋がったものとして観た16年9月9日の0号完成披露試写。10月までのマスコミ試写はこれを上映し、二つ目が10月の終わりくらいに色々手直ししてエンディングも加えたもの。そして原動画200カットほど(全体の6分の1程度)修正したものが17年11月に(BD版も含めて)公開した(現行上映でもある)三つ目のバージョン。

すずさんへの想いは以前と変わりはない。逆にこういうヤツなんだなと定着しているので、それを作画で上手く表現しないといけない。たまたま(そう見える)ではなく、意識的に。

作画では一身に背負っている浦谷さんが大変な思いをしてやっているところ。


う〜ん...楽しみですね!(*^o^*)

これは今見慣れているシーンも含めて、かなりガラッと変わるんじゃないかと思います。ポスターに加え、特報ティザー映像のリンさんや戦後(?)の浦野家周辺描写を観ただけで伝わってきますし!


期待せずにはいられませぬ!!

...ということで、トークはまとめに入ります。

今日は「エースコンバット」から上映されるが、作った順で言えば「アリーテ姫」、「エースコンバット」、(上映はないが『ブラックラグーン』が間にあって)「マイマイ新子と千年の魔法」、「この世界の片隅に」と繋がり、何が見えるのか。

「アリーテ姫」を作ってから...その間にもいろいろあって「マイマイ新子」や「この世界の片隅に」に戻ってきた...あるいは距離感みたいな...ひょっとしたらそんな感じ方や見え方をするのかもしれない。


いやいや...今回も含蓄あり...そして「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」がどのような作品に変貌するのかもアレコレ妄想膨らませてくれる素晴らしいトークを聞かせていただけました(^_^)

そして「エースコンバット」から始まって「この世界の片隅に」まで、早朝6時過ぎまで観たわけですが、やはり一気観による気づきがありましたよ!

去年のオールナイトでもセリフや描写で三本が不思議な繋がりで結ばれているものがあって驚いたのですが、今回は別の描写にも...それは「エースコンバット」の冒頭に予感させるものがあったのです。

空をスッと鋭利に切り裂くような共通する描写が..それは流星であったり、地表に落下する隕石であったり、飛行機雲であったり...。


4作すべてにこの表現があり、「自然からの恩恵と災い」とか「人類の功罪」などの言葉を思い浮かべました。

空から飛来する恩恵により、良質な資源を得て、技術が進歩し、それはやがて再び災いとして飛来してくる...古代から現代にかけて、壮大な皮肉を投げかけていると。

最初から何部作とか予定されていたものではないのに、20年近くもかけて、テーマを仕込み発展させてきたように見えてしまう...これが意図的なものなのか、運命的なものなのか...本当にわからない事だらけなのですが、その気づきに恐ろしさもあって愕然としてしまったのです...(´д`)

しんなこんなで...今回も参加できて大満足でした(^_^)

来年もあるのかな...「アリーテ姫」「マイマイ新子と千年の魔法」「この世界の片隅に」「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の4本立てになったりして(*^m^*)