どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

「シャアへの鎮魂歌」読了

2007年01月11日 14時05分26秒 | 
私にしては2~3日程度で、サクサクっと読めてしまいました(^_^; 面白かったです。

池田氏の軽妙洒脱な語り口で、まるで一緒に酒でも飲みながら思い出話しを聞いているようで楽しいです。石原裕次郎さんとの交流はシミジミとして良かったですねぇ…。

最初は声優の仕事に抵抗もあったみたいですが、次第にその仕事の面白さに目覚めていく様がなかなか。シャアとの出会いも、安彦さんのデザインを見て一発で惚れたと言うのも納得です。それ以降は矜持を持って仕事に臨んでおられるのがよく伝わってきます。

それにしても、声優仲間との死別はつらいですね。井上遥さん、鈴置洋孝さんへの思いは…。高校生だった時、ガンダムのフィルム上映イベントに行ったおりに、声優各氏も出演され、井上さん宅でよくパーティをしているって話しをしてたのを憶えてましたが、その事にも触れられていました。

井上さんは演じられたセイラの様に、どことなく謎めいた面もお持ちでいらっしゃった様で、インドに旅立つという一節には劇的なモノを感じました。きっと本には書けない色々な事もあったんでしょうね。

鈴置さんも昨年亡くなられ、氏もかなりショックを感じていらっしゃるようです。1ファンとしての私も、あのブライトの声が聞こえなくなるのか…と思うと切ないです。