どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

王立宇宙軍オネアミスの翼(2)

2007年10月14日 16時05分54秒 | DVD・Blu-ray
一通り観てみました。いやぁ感動(*^o^*)

20年前の古いフィルムですし、デジタル制作が浸透してしまった今のアニメに見慣れた目にどう映るか、Blu-rayというフォーマットに過大な期待をし過ぎてガッカリしないか…とか不安だったのですが、どうしてどうして!とても美しい画像を堪能できました。

原画の鉛筆描線、イリとヌキまでもが見て取れますし、セルの重ねによる影とか、背景画の塗りムラも写真で見るかのように非常に鮮明です。まさにHDの本領発揮ですね(^_^)

あの時のガイナックスとバンダイの熱気とパワー、よくぞこんな大仕事を成し遂げたモノだと改めて感心してしまいます。庵野氏や貞本氏など、若い才能が認められていたとは言え、まだ実績も少ない面々にここまでやらせるのは並大抵の事ではありません。岡田氏のカリスマ的な術中も功を奏したのでしょうけど(^_^;

今でこそ、冷静に観ていられますが、当時は賛否両論、内容も興行成績もハズれてしまった印象でした。でも私自身は非常に好きな作風だなと…。庵野氏得意の派手な戦闘シーンもさることながら、食器などの生活用品までもデザインするなど、細部に至る異世界の設定や、酒場でポーカーの様なゲームに興じるときの挙動表現など、舌を巻いてしまいました(^_^;

エヴァンゲリオンに至る源が全てこの作品に込められていると言っても言いすぎではないと、改めて思わされました。一見の価値はある作品です(…でも高い(^_^;)。