どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

Appleと任天堂

2008年01月04日 15時02分36秒 | 話題
新聞に任天堂の岩田社長インタビューが掲載されています。



DSとWiiで復活、まさにこの世の春を満喫している好況の同社ですが、その前は背水の陣でしたね。ゲームとは何か?という根本的な問題を解消できないでいました。PSに振り回されていた感もあります。DSもWiiも先端をいっているハードウェアではありません。解はインターフェイスとデザインにあったのだと思います。PSはハードウェアの性能を追及するあまりに、成功体験の奢りもあって吾を見失いましたし、ライトユーザー層もついていけなくなっていた。でもそこに性能ではなく、タッチ操作や身体の動きに反応する機構を採り入れ、さらにシンプルでセンスの良いデザインを加味していきました。

この手法は言うまでもなくApple社のお家芸でもあります。インタビューの中でも半ば否定しつつも影響を受けた事は感じ取れますし、DSライトやWiiのデザインはまさしくそのものという感じです。両社ともに経営者が外部からやってきて(ジョブズ氏は出戻りですが(^_^;)傍目八目な視点で経営体質を見極め、企業の体質改善を断行できて良い結果を生んだのだと思います。

記事の中に、「任天堂の家庭用ゲームの歴史」という一覧表がありますが、バーチャルボーイは出てませんね。やはり「なかったことに…」されちゃってるんですねぇ(^_^;