どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

Nスペ「追跡!世界キティ旋風のナゾ」を見て。。。

2012年05月13日 20時32分04秒 | TV
う~ん、どうもスッキリしない内容でしたねぇ。

日本のコンテンツをどう世界に売っていくべきかをテーマにしていたワケですが、キティちゃんの成功例がアニメや映画などにそのまま当てはめられるワケじゃなし。。。

意外だなぁと思ったのは冒頭の展示会で、確かフランス人のバイヤーだかが、ルパンだとか日本のアニメを散々こき下ろしていたところ。アニメは子供相手のコンテンツという旧態依然とした考えに凝り固まって、峰不二子みたいなセクシーキャラは苦笑しつつダメの一点張りでした(^_^;

まぁそういう意見は昔から聞くし、暴力表現含めて、日本のアニメやマンガの特徴を成す部分ですが、なんでもかんでもローカライズすりゃ良いってもんじゃないだろうって思いますね。

それにそんなの今に始まったことでもなしで、ヤマト・ガンダム・マクロスとかも欧米で換骨奪胎されてストーリー性も吹っ飛ばされて悲惨な状態になり、結局なにも残らないみたいなこともありましたしね。作例にだされた「巨人の星」インド版みたいにイチから別モノとしてリメイクされたものなら別の展開もあるんでしょうけど。

なんか現状の日本のアニメやマンガを全否定しているのが気になりましたね。逆にそこまでおもねる必要なんてあるのか?って反発した気分になっちゃいました。

どれだけビジネスとして成功したかはともかく、黒澤明や小津安二郎などの監督作品が、どうして世界的に受け入れられたのか、考え直す必要にあるんじゃないかなと。

それをビジネスとして成功できなかった原因は、クリエイティブな部分ではなく、商習慣の違いを乗り切れていない営業だとか契約の部分なんじゃないかなと思います。ホントこういうところ、昔から手練手管にたけた欧米人に良いようにされて、仕舞いにはイイ加減でテキトウにされ通しでしたからね!><

未だにウマイ汁は上層が吸い取ってしまい、肝心の現場にはカスミ程度の物しか食わせないこの国の悲惨な状況に憤懣やるかたない気持ちにしかならないです。その上で、商売がうまくいかないのはクリエイティブなところのセイにしちゃうってのもどうかなと。。。ねぇ(´Д`;)