家族写真

家の周辺、自家用車と一緒とかね...。

キチッとフレームに収まるよりも、４コマ目のオチとして描かれているバラけた状態の方が後々には楽しめる一枚になるもんだ(^_^)

それにしても記念に皆そろってパチリ...なんて事はすっかり昭和で懐かしいみたいな感じになっちゃったか。

フィルムの時代は２４枚撮りとか枚数制限もあったし、写真撮影の一枚一枚を考えながら撮ったものだ。

スマホで撮るのが普通になった現代においては、気まぐれにスナップ的に（あるいはメモ代わりに...個人的にはこれが一番多いかも）。

家族や仲間内で撮る集合写真...このシチュエーションを巧みにストーリー展開に取り入れたのが小津安二郎さん。

「父ありき」や「戸田家の兄妹」などでは凶兆として、

「長屋紳士録」や「麦秋」などでは別離の前ぶれに、

それぞれ記念写真撮影のシーンが挿入される。

昔に遡ればのぼるほど、一枚の写真に込める意味は深くなるのだろうな。