BA方式のイヤホンをリリースして数年、ようやく熟れてきたって感じでしょうかねぇ?。
濁りのない音を楽しませてくれた"
XBA-4IP"なんですけれども、フルレンジ+ダブルウーファー+トゥイーターの計4基のBAを天こ盛りしても、低音を響かせるには限界があり、次第に物足りなくなり、ダイナミック型の力強さがあればなぁ?と思ってたところだったんですよね。
BAとダイナミックを組み合わせたハイブリッド型"
XBA-H3"の発表を聞いた時、こりゃ絶対良いモノだと直感したんですよね(^_^)
ただ値段が自分にとっては凄い価格帯なので、試聴前提だなと決め込んでまして?で、先日ビックカメラの店頭で聴いて、一発で納得した次第ですわ(^_^;
待ちきれず、帰りがけの電車で"
PHA-2"もろとも開封し、iPhone 5sに繋ぎ、耳に流し込んだわけですが?
もうこれが!エイジングせずとも、突き刺さりもボワ付きもなく、これまでのSONY特有の下品なドンシャリでもない、高音の粒立ちと豊かな低音を響かせ始め、電車内はリスニングルームと化したのです!(*^o^*)
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PHA-2"のボリュームを上げて、爆音状態にしても、高音が鋭く耳に突き刺さる感じがなく、オオゲサに言えば耳慣れた楽曲がまるで違うものに聞こえました。
時間を経るごとに低音の響きも力強くなっていき、「あぁ?聴きたかったのはこういう音だ?」と素直に感動しちゃいました(^_^)
この組み合わせはもう持ち歩けるステレオコンポです!お財布には厳しいけど(^_^;、それなりの価値はあったなと実感!
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XBA-H3"のハードウェアとしての紹介をば。
本体は●と■を組み合わせた形状をしており、かなり耳からハミ出して凄い存在感です(^_^;
そのままでは装着バランスが悪く、耳穴への物理的負担も軽減するために、耳の上部から引っかけるアジャストフリーイヤーハンガーという方式をとってます。ケーブルに針金のような芯があり、耳の上部から後ろ側に這わせ、形状も固定できるようにしてあり、最初は戸惑いますが、慣れると安定して装着感は快適となります。
このケーブル、本体と着脱できるというのも良い点です。
実際にストレートとリモコン付きの2種が同梱されており、適宜取り替えることが可能です。
従来はiPhone対応かどうか、別製品として選択するしかなかったので、これも嬉しい仕様です。
さらにこのケーブルの接続端子、MMCX端子と互換性がある(SONYは独自規格としている)ようで、Shure製品などに用意された物とリケーブルが可能な点で、今後の楽しみも出来ました(^_^)なにより断線の心配しなくて良いってのも精神衛生上、大きな利点です。
リモコン付きケーブルですが、今回からiPhone・Android共用になったらしく、ボタンも簡略化しちゃってます。
従来+・-・オンオフの3ボタン形式だったのですが、中央のオンオフボタンのみとなり、こぢんまりとシンプルに。まぁ+・-は本体にもハードウェアキーがあるので、それほど不便ではないですけどね。
とにかく、この"
XBA-H3"、非常に満足度の高い逸品だと思います(^_^)/これだけiPhoneに挿しても良い感じですが、"
PHA-2"との組み合わせが最高!まさにハイレゾを実感できると思いますね!
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MDR-1R"との組み合わせも良いです。本来の性能を発揮してくれてます(*^o^*)
今年のモデルとして"
MDR-1RMK2"が出てますが、大きく違うのはケーブルくらいみたい。まぁスペックに現れないチューンナップはされてるとは思うのですが、買い換えるまではいかないなぁという感じです。