あおり運転の石橋被告に23年の求刑。
多くの人が指摘するように「危険運転致死罪」の適用には無理がある。
だからといって「無罪」などはあってはならない。
罪刑法定主義をとっている以上、罪なき罰はない。
刑法においては拡大解釈はすべきではない。
裁けないからと言って、あの悪質極まりない事件を許すのは国民感情に反する。
裁判官だって良しとはしないだろう。
いわんや裁判員なら、是が非でも求刑通りの厳罰を望むはず。
そうなると弁護側は間違いなく控訴する。
高裁は裁判員裁判ではない。
つまりプロたちだけで裁く。
純粋に条文を解釈すれば、例え一審で「危険運転致死罪」が認められても、逆転はありうる。
そうなると、また国民は許さない。
これは明らかに法律の不備。
法に不備があるなら誰が是正するか。
それは立法府である国会議員の仕事。
ここで多くの国民が溜息をつく。
あいつらか・・・あいつらでは・・・。
入管法改正法案も水道法改正法案も政府が数を恃みに押し切った。
バカな野党と、愚かな与党が繰り広げたお粗末な国会。
選挙で多数をとれば、国会審議など不要と内閣も議員自身も思っている。
賛成の頭数だけ揃えられれば良いから議員の質は問われない。
議員は愚か大臣まで愚昧。
「不備は改正していけば良い」と軽く仰るが、改正する頭があるのかが疑問なのだ。
東名高速で起きたあおり運転による「殺人」が、もしきっちりと現行法で裁けないならサッサと改正に奔走してほしいもの。
さっさと走らないと「あおるぞ!」