維新の丸山穂高は、これまでも彼方此方で問題を起こしてきた議員。
東大卒の元官僚。
碌なヤツがいない・・・と言われる典型のようなヤツらしい。
北方領土に関する発言は、確かに国会議員としては不用意。
決して「戦争をして取り返せ」とまでは言ってはいないが、言外に匂わせていると言わ
れても仕方がないほど執拗だったらしい。
国会議員としてはアウトかも知れないが、領土問題は戦争でしか解決しないというこ
とはある面では事実。
そもそも領土を拡大するために血を流してきたのが戦争というものなのだから。
第二次世界大戦の終戦のどさくさに紛れて北方領土を略奪したソ連。
ソ連はソ連で合法だと言い、日本は日本で違法だという。
外交努力で解決しないことはこれまでの70年が証明している。
丸山穂高を庇う気など更々ないが、「戦争でもしなきゃ取り戻せませんよ。でも戦争な
んか出来ませんから、もう戻ってこないと諦めた方が良いんじゃないですか」と言って
いるように解釈できなくもない。
「シンゾー!」 「ウラジミール!」
いかにも相思相愛という体裁で、少なくとも2島なら直ぐにでも帰ってきそうな期待感
を多くの国民に植え付けながら、実際には出口の見えない迷路に置き去りにされて
いるというのが北方領土の現状。
外交重視の安倍政権で戻ってこないなら、誰が取り戻せるのだろうね。
ならば力で・・・という発想に至ることはあり得ないことではない。
とはいえ覇権主義は時代遅れ。
中国や露西亜でもあるまいに力ずくなど論外。
戦争など出来るはずがないのだ。
となると、つまり北方領土は戻ってこない、ということは本当は多くのセンセイたちが
思っていることではないのかしらん。
もちろんそんなことは口が裂けても言えない。
「外交努力、外交努力・・・」 念仏のように唱えるしかないのだ。
丸山穂高・・・アホな正直者。