私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

獅子香炉にぴったりだった古釜敷

2014年03月04日 | 時空を超えて来たものたち
            数年前、大石神社の骨董市で獅子香炉に出会った。

            若いお兄さんのお店で、あれこれ物色していた時に、

            隅の方から何やら視線を感じたのだった。

            見ると、小さいが、四肢ががっしりして、お尻はむちむちした、

            仔犬のようなお獅子が私を見上げていた。

            この子と離れがたく、とうとう家に連れて帰った。

            毎日見るたびに愛しさが増して来る。



            先日の骨董市で古い釜敷を100円で買った。

            元々、お茶で使う釜を置くために買ったのだが、試しに

            あのお獅子を置いてみたら、思いの外ぴったりだった。

            作られた時代が近かったのだろう。

            この子のために、香炉台をずいぶん探したのだが、結局、必要

            なものは自分からやって来るって感じだろうか。

            と言うわけで、今日もお獅子はこの釜敷の上で満足気に吼えている。
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