毎月15日は赤穂市にある大石神社の骨董市の日
大石神社の駐車場内外に100店ほどの出店があり、西日本最大級の骨董市だ。
軽く一巡りするだけで午前中が終わってしまう。
8時前に行くとまだ人影まばらで、ゆっくりと見ることが出来る。
しかし、8時半にもなると、すでに戦利品を抱えて悠々ご帰還の人の姿も。
本気で行くなら早く行くべし!
会場は、骨董品から生活雑貨まで、高額品からガラクタまで、おもちゃ箱をひっくり返したよう。
骨董市は「大人の遊園地」、玉石混交の宝箱でもある。古い物好きにはたまらない空間だ。
さあ!今日はどんな出会いがあるのか、、
ワクワクしながら、いざ!参戦!
会場に緑のオアシス
古い物の中に、瑞々しく華やかなお花屋さんは目立ちます。 買った「鷺草」の鉢
店頭に群れ飛ぶ「鷺草」の鉢が目を引いた。
「おじさーん、これ、いくらですか?」
「それ可愛いやろ、小さいのが500円で、大きいのは高いで!」
「小さいのはどれも満開やね、大きいのはいっぱい蕾がついてるね」
「そうや、これからやったら大きい方がええわなぁ」
「そうやねぇ、、どっちにしようかなぁ、、やっぱり大きい方にしようか?」
「大きい方は600円や」
「600円ね!じゃっ、これにするわ」
「おおきに!また来てな」
陽気なおじさん、大きな鷺草の鉢、600円で有難う!
レトロな雑貨屋さん
大阪から来たきれいなお姉さまが店主です。 買った花籠
京都東寺のガラクタ市にも出店しているそう。
「この花籠いいね!
「いいでしょう!」
「形がいいわ」
「そうやね、変わってるでしょ!」
「古い物?」
「それはあんまり古くないよ」
「いくら?」
「800円です」
「うーん、ちょっとおまけして!」
「じゃあ,500円!」
「えーっ、有難う!500円ね。これ下さい」
「はいっ、有難う!椿油で磨くといいかもね」
美人なお姉さま、私好みの花入れを持って来てくれて有難う!
今度は、東寺のガラクタ市でね。
古い磁器、陶器の専門店
神戸から来た元美術館の学芸員だったおじ様が店主です。
さすがに一つ一つの説明が丁寧で勉強になる。
淡路の民平焼や古出石焼など日本の古陶磁器あり、李朝あり、中国物ありで
私好みの物がざくざく!
茶碗は木箱に入っているものが多いが、中に入っている布や古い習字の紙など
そちらの方も良かったりすることもあり、そんなことも楽しい店だ。
今回は磁器の花入れが良かったが、あいにく、口が狭くて使いにくそうなので
断念!また今度ね!
駐車場の外側のブース
机、椅子、建具など大きめの木工品や、珍しい黒柿などの木切ればかり売ってる店など
それぞれが好きな物を売ってるって感じ。
珍品の店あり
品数はそれほど多くないが、中国や朝鮮のかなり古い、しかも上等な物ばかりを
扱っている店がある。店主は男性で無口。ただ黙ってゆっくりと見せてくれる。
気軽るに買えない値段だが、欲しいと思う物はあれこれとあった。
でも、まだ決断できない。「これを持つにまだ自分の内面が釣り合わない」
そんな気がする物たちだ。もう少し待とう、、
まだ買えないけど、また寄せてね。
染付山水人物文水指
版画を売っていた店で、箱の奥にしまわれていた水指を発見!
ゴソゴソと引っ張り出してみると京焼で平安窯製。
先日買った木地の棚に合いそうだ。
「ご主人!この水指いくら?」
「それいいだろ、2000円!」
「2000円?もうちょっと考えて?」
「勘弁してよ、俺は直球勝負なんだよ」(笑)
「直球かぁ、、じゃあ仕方ないね」(笑)
そういう訳で、直球2000円の水指が稽古道具に仲間入り。
今度はどんな直球勝負品があるか楽しみだわ!
お休み処
大石神社は赤穂城趾内にあり、周辺は広々とした公園になっている。
お店巡りに疲れたら、ここでひと休み。
駐車場内には飲料水の自販機もあるので、喉の渇きを潤してゆっくりできる。
この芝生のブースには、アクセサリーと可愛い小物専門の店や着物の店など、
見るだけでも心の中がキララーンとする物が売られている。
レトロなブローチは子供時代によく見た感じ、なつかしーい。
ああ!たっぷり遊んだ!
体中の細胞が全部新しくなったようだ。
骨董市は私のビタミン剤。
*では、また明日お会いしましょう。