*~ 床に活けた藪ミョウガ ~*
この猛暑で、庭の花が数を減らして来ました。
先日の夏休み子供茶道教室では
茶花に使える花があるだろうか?
不安に思っていたところ
庭の花では
カワラナデシコ、西洋小判草、桔梗、矢筈薄(ヤハズススキ)
野の花としては
洋種ヤマゴボウ、ハクチョウソウが使えることが分かりほっとしました。
それらの花を全て準備して「やれやれ」と思っていた後
庭の隅を何気なく覗いてみると
なんと!
何年も前に全部引き抜いたはずの藪ミョウガが
あちこちに芽を出していて
その中の一本だけ
力強く伸びた茎に、堂々とした葉と
穂の長い美しい花をつけているではありませんか。
あらら~!すごいわ~!
これなら、この藪ミョウガを一本入れるだけで
赤穂雲火焼に似合うはず。
実際に入れてみると
焼き色がくっきりと分かれた大胆な様子と
優美でありながらも、力強く立ち上がったフォルムが
重量感ある藪ミョウガをしっかりと受け止めてくれました。
この夏の
忘れられない嬉しい出来事、間違いなしです(^^♪