仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




列車の単線区間では、その区間に一つの列車しかいないことを確認するための通行証(タブレット)保持方式が採用されてきましたが、昨日(22日)のJR只見線での運用を最後に、JRではその使用が終了したそうです。
もっとも、私鉄では未だにその方式が使われているところもあり、身近では土佐電気鐵道(土電)の路面電車でも見ることができます。


土讃線でも運用されていたころ、急行列車に乗ると一番前の席に陣取りました。急行列車ですから当然、通過する途中駅があるのですが、その間にもタブレット交換をしなければならない駅もあります。
その駅が近づくと運転士(助手、車掌?)は運転室横の窓を開け、タブレットを持ち出してホーム手前のタブレット受け(らせん状のポール)に、走行しながら投げます。

それが終わると今度は、車体の外に装備してあるタブレット回収器(先端が鉤になったアーム)を張り出し、ホームの終端に設置してあるタブレット置きから、アームの鉤で引っかけて回収します。
しかし、列車は高速で走りながらこの受け渡しを行うので、投げるときのタイミングや、受け取ったときには反動でタブレットが車体外面に当たり、驚くほどの大きな音を立てて驚いたものです。


昨日の新聞で、タブレット交換が無くなるとの記事を読み、懐かしい思い出が蘇ってきました。

[Photo : Nikon D700 / TAMRON SP 180mm Macro]

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