智積院から徒歩で東福寺に向かいます。
JR線を越え、道幅が広く交通量は多いけどちょっとさびれた感じの商店街を通り抜け、脇道に入ると、塔頭の立ち並ぶ雰囲気のある道を通ります。
白いしだれ桜でしょうか。非公開の塔頭の塀越しに咲いています。
そして、臥雲橋を通ります。
緑の雲の上に通天橋が浮かんでいるようです。
下は結構深い渓谷です。
日下門から境内に入ります。
五本筋が格を示す塀沿いの道も雰囲気があります。
このルートの場合、境内の背後から回り込む形になるため、横から入ることになります。
日下門を入ると正面にそびえるのが本堂。これもかなりの巨大建築です。
本堂の向こうに見えるのが三門です。これも巨大です。
さて、東福寺最大の見どころ、通天橋に向かいます。
先ほど通った臥雲橋です。こちらから見ると遠く見えます。
ここもそれほど混雑はしていませんが、外国人が多いです。やはり紅葉の名所として有名なため、この時期に来る人は少ないのかもしれません。
しかし、新緑の時期もなかなかです。紅葉も素晴らしいのでしょうが、この時期も負けていません。
通天橋を渡り、開山堂へ。ここの庭園が見事です。
近くで見るのと、遠くで見るのでは全く別の表情を見せます。
荒々しい印象の中央部に比べ、端部の苔のじゅうたんが鮮やかで対比的です。
予備知識もあまりなく東福寺に来ましたが、ここは素晴らしいです。緊張感のある空気が感じられます。
もう一つ、方丈庭園が有名ですが、入り口でいつまでも外国人の団体がわさわさしていたので、今回は見送りました。また来ればよいのです。
日下門から出て坂を降りると、ちょうど花びらが散っている桜がありました。一番美しい時を迎えています。
そういえば、東福寺境内の桜は修行の妨げになるということで昔すべて伐採してしまったそうです。
<その3に続く>