ところで、日本酒のCMは、昔から印象的な曲やフレーズが多いと思います。
伏見の酒蔵でいうと、「日本の酒 月桂冠」とか「よろこびの酒 松竹梅」。灘だと「酒は大関 心意気」、「やっぱり俺は菊正宗」、「山は富士、酒は白雪」とか。
地酒系でも結構あります。「清酒力士はうまい酒」、「千福一杯いかがです」、「会津の良さは酒の良さ 花春」等。
そんな日本酒CMの中で、おそらく最も有名と思われるCMを提供していた酒蔵に向かいます。
「カッパッパ ルンパッパ」の黄桜の直営施設、キザクラカッパカントリーです。売店、食堂、そして記念館で構成される施設です。
黄桜といえばカッパ、ですが、これを書いている時点でこのカッパの作者の小島功さんが亡くなったとのニュースが入ってきました。
今ではあのCMは放送できないでしょうが、印象的な曲とカッパのアニメーションは名作CMだったと思います。
さて、ちょうどお昼時なので、ここで昼食をとることにします。
レストランは黄桜酒場という名前ですが、団体客も入れるような観光地によくある大食堂といった感じです。
一つ違うのは、日本酒メニューが豊富で安いこと。これはうれしいところです。
種類が多すぎて良くわからないので、飲み比べセットにしました。
湯のみにもカッパがいます。
これは華御膳。これといった特徴はないですが、結構おいしいです。
こちらは竜馬御膳。
大きいのでざわついた感じはありますが、なかなか良いレストランでした。
次に記念館へ。ここはカッパに関する展示があるほか、昔の黄桜のCMを流しています。
これがなかなか面白く、つい見入ってしまいます。この時は見ることができませんでしたが、江川卓氏と故小林繁氏が共演したCMも放送されているのでしょうか。
ところで、キザクラカッパカントリーの中庭では、黄色い桜が見ごろを迎えていました。
普通の桜との色の違いがわかるでしょうか。
これはうこん桜といって、黄桜の名前の由来になっているとのことです。
<その5に続く>