夕食の時間になり、レストランに向かいます。昼間は暖かかったのですが、だいぶ冷え込んできました。
「天草 天空の船」の夕食はイタリアン、今回は通常のコースではなく、至高のディナー・スペシャリティープランで予約してあります。
飲み物はワインの種類が豊富です。例によってボトル一本は開けられないので、グラスワインにします。5種類から3種類を選べるセットがあり、それにしました。
まずはおもてなしの一皿。
正式名称は覚えていませんが、あそあか牛のコロッケを生ハムで巻いたものです。
これがメインでも問題ないくらい、手の込んだ一品です。
天草産天然伊勢海老と茄子・クスクスのサラダ仕立て。
天然伊勢海老にウニ、キャビアが添えられているという、とてつもなく贅沢な一皿です。個人的にはクスクスは無くても良かったかなと思います。
全体的に味付けはわずかに濃い目です。
パンも自家製。おいしいですがかなり密度の高いパンで、しっかりおなかにたまります。
新鮮魚介類の春巻き ハーブとフレッシュトマトソース。
バジルソースが絶品です。しかも、トマトも非常においしいです。これだけおいしいトマトにはなかなか出会えません。
熊本産新鮮野菜のバーニャガウダ。
野菜が非常においしいです。これだけ野菜がおいしい宿はなかなか出会えません。記憶にあるのは小豆島の真里くらいでしょうか。
特に、パプリカ、甘さと酸味がありフルーツのようです。
スタッフの対応も素晴らしく、料理の出るタイミング、下げるタイミングも完璧で、待つことも速すぎることもありません。
天草有明産車海老と季節野菜のスパゲッティーアーリオオーリオ。
車海老は殻付きの半身でパスタの上にのっていて、車海老自体はおいしいですが、パスタとの一体感という意味では身だけのほうが良いように思います。
あと、個人的にはパスタは少し茹ですぎのように思います。
タラバ蟹と早生キャベツのティンバロと天草産渡蟹のビスク。
全てを混ぜると絶妙の味付けになる、計算された料理です。ただ、もっと量が少なくても良いと思います。
自家製のグラニータ。
さくらとヨーグルト味で、名前の通りの味でした。
阿蘇あか牛肉のステーキ 天草産みかんとカシューナッツソース。
あか牛は脂が少ないのですが、とてもジューシーです。あと、なんといっても色合いのきれいさが印象に残ります。
熊本県産フルーツや天草卵を使ったデザート。
デザートは非常においしいです。今までの宿泊した宿の中では一番かもしれません。
品数も多く、一品の量も多めなので、かなりおなか一杯です。
天草、熊本の食材にこだわった料理には好感が持て、味も非常にレベルが高いです。ただ、地元の食材を前面に押し出そうとしているためなのか、料理としてまとまりがないような感じもありますが、この料金でこれだけの食材が食べられるのは素晴らしいと思います。デザートは絶品です。
スタッフの対応もよく、非常に満足度は高いです。
<二日目に続く>