レア・セドゥって
いいよね。


「マリー・アントワネットに別れをつげて」68点★★★☆



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1789年、フランス革命が勃発したその日。

王妃マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)の


お気に入りの朗読係シドニー(レア・セドゥ)は

いつものように王妃に朗読をしていた。
身分を考えるとありえないほど親密にされ、
王妃に心酔しているシドニーだが


王妃の心を捉えているのは
ポリニャック夫人(ヴェイルジニー・ルドワイヤン)だった。



処刑リストで名指しされ、
刻一刻と追い詰められていく王妃とポリニャック夫人。
そして王妃は
シドニーにあることを頼むが――?!

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王妃の侍女(レア・セドゥ)を主人公に
フランス革命前夜のヴェルサイユを裏側から描いた作品。

あまり見たことのない
宮殿の舞台裏が描かれるので
豪華絢爛な

それを裏地に回すような贅沢さがあって
おもしろいなあと感じました。


主人公のシドニーは革命後、混乱する宮殿内で
なかなかにうまく立ち回り
情報を集めて、動こうとする。

雑多な人々が働く宮殿内の様子も興味深く、
王妃とポリニャック夫人の関係など
踏み込んだ解釈も勇気あっていい。

キャストも活きのいい女優陣を集めてるんですが
なんだろう
話の流れや盛り上がりがいまひとつなんですよねー。

なによりこのラストには
10人中10人が「えっ?これで終わり?

唖然とすると思う。
主人公がその聡明さを発揮して
「さあ、これから!

人間というもんなんですけどねえ。
惜しいですねえ。

★12/15(土)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
「マリー・アントワネットに別れをつげて」公式サイト