タイトルは
「グッドモーニング・エブリワン!」が
主人公(大泉洋)にはこう聞こえたという(笑)
「グッモーエビアン!」49点★★★
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中3のハツキ(三吉彩花)は
名古屋市内のアパートで
母アキ(麻生久美子)と2人暮らし。
アキは17歳でハツキを産んでおり
二人は友達みたいな母娘だ。
そんな二人のそばに常にいるのが
パンクロッカーのヤグ(大泉洋)。
家族のように暮らしてきた3人だったが
しかし年頃のハツキは
ノーテンキな大人たちに苛立ちが募る日々で――?!
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まず
大泉洋×麻生久美子って
主役キャスト渋すぎないか(笑)
まあ、ワシは好きなんですけどね大泉洋氏。
しかし中身はうーん
なんか20年前の児童向け小説みたいな感じ?
無職のダメロッカー(大泉洋)に
17歳で娘を産んだ母(麻生久美子)。
ゆるい大人に囲まれ、しっかり者にならざるを得ない
カワイイ中3の娘(三吉彩花)――と
ベースがありがちすぎる凸凹家族像。
いまこんな状況を描こうとすれば
すわ、子どもの貧困?義父の虐待?とか
果てしなくシビアになりそうですが
そこを徹底的にお気楽に
「さむい」ほどの笑いでやりきろうとしていて
その姿勢はいいんですが
結局、すべってるんだよなーという。(苦笑)
ただ、主演の女の子は可愛くて
主観でしか物事を考えられない中学生が、
視界を広げる成長物語として、形にはなっている。
彼女を完全主役にして
青春ストーリーに徹すればよかったのに。
友人役の少女(能年玲奈)も存在感ありで、
え?そうか「カラスの親指」に出てた彼女?!
うわ~わからんかったわー。
監督は女の子発掘が巧いのかも。
しかしラストのライブシーンは
どう考えてもいらないだろ?(笑)
大泉洋ファンへのサービスなのか?
年の近い身としては
ステージでジャンプする
彼の翌日の腰の具合が心配でしかたありませんでした(苦笑)
★12/15(土)からテアトル新宿ほかで公開。
「グッモーエビアン!」公式サイト