後半からの盛り返しがすごい!


「キングスマン」70点★★★★




****************************
1997年、中東。
ある諜報機関のメンバーであるハリー(コリン・ファース)は
作戦の最中に仲間を失ってしまう。

ハリーは、仲間の忘れ形見である幼い息子に

「困ったことがあったら、この番号に電話するように」と

メモを渡す。


それから17年後。
幼かった息子エグジー(タロン・エガートン)は22歳になり
半グレな生活を送っていた。

窃盗で逮捕された彼は
昔、ハリーから渡された番号に電話をかける。
電話がかかった先はロンドンにある
高級テイラー




****************************
「キック・アス」マシュー・ヴォーン監督の新作。

しかし
後半までは58点と思ってた(笑)

コメディというのにもビミョーだし、エグいし

エグジー青年もかなり本気でダサい(苦笑)。

しかし後半から、めちゃくちゃおもしろくなるんですわ。

エグジー青年が本当にシュッとした“紳士”になってくるし
映画の定石をひとつひとつひっくり返していくような
挑戦があるんですね。

敵の見せ場のほうがガチカッコいい、とか(苦笑)

主人公のピンチに助けがこないとか

どんなにギリギリでも
結局、最後に世界は救われる……


そんな監督の意欲がわかってくると、
がぜんおもしろくなってくる。

生まれた環境、階級にクサるべからず、という
メッセージも受け取れる。

そしてアクション初挑戦という
コリン・ファース、
スラリとスマートなスーツ姿の立ち回りが
意外なほど!カッコよかったっす。



★9/11(金)から全国で公開。
「キングスマン」公式サイト