吹石一恵さん、ご結婚おめでとうございます。
いいよなあ彼女。
「六月燈の三姉妹」おすすめっすよ。
すいません本編には関係ありません(笑)

「岸辺の旅」69点★★★★




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ピアノ教師をしている瑞希(深津絵里)は
一人、ひそやかに暮らす女性。
彼女には
3年前に失踪した夫(浅野忠信)がいた。
ある日、瑞希の家に突然、夫が帰ってくる。

だが、夫は言う。

「俺、死んだよ。」――。

「見せたい場所がある」と誘われ、
夫と旅をすることになった瑞希だが――。


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今年のカンヌ国際映画祭「ある視点部門」監督賞を受賞した
黒沢清監督作品。

一言で言うと、
不思議な映画。

死んだ夫が帰ってきて、
残された妻と旅に出る。


それは夫が旅の途中で出会った人々を
再訪する旅で、


訪ねた先の人々は、夫の来訪を歓迎し、受け入れ、
妻もまた受け入れられる。
すべてのなかに死者と生者が自然に混在し、
その境界がだんだん曖昧になってゆく――というお話。

所々にあるホラーふうの演出が黒沢監督らしいけど

怖がらせではなく、湿っぽくもなく。

何処か昔話の怪談のような民話のような


児童文学のような、
おだやかさに包まれている。

なんだか
キツネにつままれたような感覚になる、というのかな。

特に最初の新聞屋さんのエピソードは
怪談っぽくて好みでした。


そうそう、バレエダンサーの
首藤康之さんが、
存在感ある役柄で出てますよ。
★10/1(木)からテアトル新宿ほか全国で公開。
「岸辺の旅」公式サイト