また新しいタイプの、空回りヒロイン誕生!
「マイ・プレシャス・リスト」73点★★★★
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主人公キャリー(ベル・パウリー)はIQ185の超天才。
ハーバード大を飛び級で卒業したものの、
周囲と話が合わず、コミュ力はゼロ。
仕事もせず、引きこもりの日々。
見かねたセラピスト(ネイサン・レイン)はキャリーに
「幸せになるためにするべきこと」のリストを渡す。
ペットを飼う、友達を作る・・・・・・
なんだかフツーのことに見えるが、キャリーにとっては一大問題。
そんな6つの課題をクリアすべく、
しぶしぶ行動を始めたキャリーだったが――?!
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ちょっと世間からズレてる
“空回り”ヒロインものは多いけど、
クレバーで道徳心もある、極めて「まとも」な要素が
なぜか「おかしい」ヒロインは珍しい(笑)
主人公キャリーの
飛び級でハーバード大卒という頭のよさと、
年相応な幼さのアンバランスがおかしくて
で、意を決して、引きこもりから外に出てみると、
実は世の中には自分と同じような
「おかしな人」がフツーにいるものだ・・・・・・という展開が、またあったかい。
同じく飛び級したMIT卒のイケメンだったり、
人に会わずにすむという理由で、夜中のバイトをする仲間だったり。
そんな人々との関わりのなかで
ヒロインは、自然にもう一歩、おとなの階段を登る――というお話。
ちょっとヘンな人々の“ヘン”の加減が
憎めず「あるある」な感じもいいし、
ベル・パウリーって
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」(16年) の女優さんかあ!
なんかビミョーな感じがあったんだけど(ごめんなさい!笑)
本作でも、やっぱりビミョーに老け顔なんだか
でも、可愛いんだか、判別しにくいところが、この役にはピタリ合っていた!
さらに
「マイ・インターン」(15年)プロデューサーによる作品だけに、
「暴走系のおかしなヒロイン」にも、ウェルメイドさと品が失われずにあるところが
Goodポイントだと思います。
映画com.さんでもレビュー書かせていただきました~☆ご参考くださいませ~
★10/20(土)から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開。