今まで何気なく歩いていた 馬事公苑の”武蔵野自然林”近くに
意味ありげな石垣がありました。
これは1964年の東京オリンピック記念碑だったのです。
馬事公苑の雑木林近くにその石を積み上げて保存したそうです。
1964年の18回オリンピックで優勝した人の名前が記されています。
2020年のオリンピックのため、来年以降は会場の整備の工事を予定して
期間中は休苑です。
しかし地元住民がこのみどりと景観を残そうと運動をおこしています。
今月の22日の祝日には恒例の[愛馬の日]も開催されます。
この石は江戸城の用材で、昭和40年(1965)日本中央競馬会本部の新館工事の際、
地下4メートル余のところから発見された。
そこは江戸城の外郭の南側虎の門の東にあたり、寛永13年(1636)3代将軍
徳川家光が、多くの大名の助役によって工事をしたところでした。
武蔵野自然林散歩歩道を歩いて行くと手押し井戸と意味ありげな石垣。
岩垣には何かプレートが2つ埋め込まれていましたが、読み取れません。
しかし、横に説明板があって分かりました。掘り出された江戸城の岩垣の石を組んだ
石垣のようです。つまり、この場所にこのような施設があったわけではありませんが、
石は江戸城の本物です。石の組み方も古い組み方です。
また 天皇皇后両陛下が平成3年に御来苑なされた時の
[行幸啓記念碑]もあります。メインアリーナ正門側です。
「天皇陛下御在位20年慶祝<第41回愛馬の日>Dream Horse Show」
をご覧のため、東京都世田谷区上用賀にあるJRA馬事公苑へ行幸啓になられました。
この時のセキュリティーが厳しかったのをおもいだします。