出版されてから時間が経ってしまったが
私があの本を読んでから、もう、どれくらいたっただろう?
「400人待ちです」と近くの学習センターの図書館で言われ、結局本屋さんで買ってしまう事になった又吉さんの芥川賞受賞作 「火花」
売れないお笑い芸人の漫才師の徳永(まじめ人間?)が、ライブに出ていた先輩芸人の神谷と言う漫才師に惚れ込んで弟子になり、行動を共にするというストーリー (漫才師の夢がある先輩後輩の物語)
登場人物に対する作者の愛。淡々とした口調の中にも、心に響く言葉もあった。売れない芸人魂が時々顔を出す。(失礼!)
リアリティーあり、ユーモアありで、芸人だからこそ体すべてで表現できる芸人の世界の小説を書けたのかなと、おこがましいけど思った。
何よりも登場人物が善人と思ったのは、私だけ?
でも最後のほうは、物語に入り込めなかった独特の描写もあった…
今、某新聞のコマーシャルに出ている又吉さん。 以前は、なんでロングの髪の毛と好感が持てなかったけど、「火花」を読んだ後、人間は、
外観だけでなく内面だなと又吉さんの優しさをつくづく感じた。
こちらは、出版されたのは、1月。りんぶん村の芝居小屋の日(3月13日)に、南林間学習センターの図書館で、大和市在住の青山文平さんの直木賞受賞作「つまをめとらばは何人待ちですか?」と係の人に聞いた。「145人待ちです」と言われ、またまた本屋さんで求めた。サア、この小説では、どんな人物に会え、どんな世界が広がるか楽しみデ~ス。 かっちゃん