じゅんきーです
昨日、希望舞台の「釈迦内柩唄(しゃかないひつぎうた)作/水上勉」を
大和のシリウスで観てきました。
釈迦内は秋田県にあった村の名前(元大館市)だそうです。
その地で代々、火葬場の仕事をしている家族とその仕事を引き継ぐことになった末娘、藤子の物語。
大酒飲みのお父・弥太郎が死んだ日、お父を焼くカマを掃除している藤子の胸に、さまざまな思い出がよみがえる・・・
と言うことで、ある思い出のシーンで家族やそれに関係した人物が登場しますが、ほとんどが、藤子の秋田弁のひとり芝居で進行します。
いろいろ、感じて感動しましたが、
方言の持つパワーのすばらしさに圧倒されました。
言葉を聞いているだけで、その土地の風土や歴史や背景がにじみ出てきて、
人の暖かみとたくましさを感じました。
私たちには耳慣れない秋田弁なのに、意味もちゃんと伝わって…
それらもすべて、演じる役者の力量によるものなのかもしれんせんが・・・
亡くなった方たちを大切に火葬している藤子達の家族・・・
劇場を出て、じわじわと、いろいろな思いがこみ上げてきました。