青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

独房の天使

2006-11-10 | 日記

救急車で病院に運ばれると、テレビドラマ「ER」のようで、沢山の人が自分の為に見てくれました。しかし、指示が多く飛び交い、その中で質問をされ、同じことも聞かれる。その騒がしさの中で、「薬を投与します。いいですね」と言われても、返事に困る。不安になる。「ここは病院ですから、安心してください」と言われても、胸が苦しい。ニトロという言葉も聞こえる。安心よりも不安になる。

集中治療室へ移され、ニトロ入りの点滴を受けながら、静かに横になり、やっと落ち着く。その時、自分の腕に力が入らないのに気が付いた。緊張しすぎて、筋肉が疲労している。苦手の注射で血液を何度も抜かれて腕が痛い。驚いたのはトイレ。横の洗面台の下部のドアを引くと、便座が現れる。刑務所の独房のトイレのようだと思った。

看護士さんにはお世話になったが、やはり女性の方が安心できる。笑顔と優しい声がいい。もし僕が女性なら、男性看護士には頼りがいを感じるのだろうか?