青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

淡路島 ~アイランドステーション(カフェレストラン)

2025-03-06 | 昭和の喫茶店

神戸の街が阪神淡路大震災によって、大きく様変わりしたのは事実です。例えば三宮のど真ん中にある「さんプラザ」が、そもそも10階建ての複合総合施設だったものが、震災で8階部分が圧壊したため、7階から10階を解体撤去する減築工事を行って、現在の5階+地下1階で営業されていること。更に6階は震災当時のまま放置されていることを、神戸っ子であってもどれだけの人が知っているでしょう。

今でこそ淡路島は多くの観光地で賑わっていますが、そもそも震災の震源地ですので、淡路島における昔の思い出の地が、今では多く失われてしまいました。

洲本から大鳴門橋へと28号線を走っていると、突然姿を現すアメリカ風の駅舎と列車。ちょっと悪ノリ気味のカフェレストランが80年代にはありました。写真は昭和61年(1986年)のものです。

レールの上にアメリカ風の客車がデン!と乗っていて、その隣には駅舎が。ちょっと異様な建物(笑)であり、光景だったと思います。これが淡路島にあったカフェレストラン「アイランドステーション」です。

店内は細い廊下を挟んで、小さく仕切られたコンパートメントスタイルの客室が並び、その中で彼氏彼女と仲良く座れるようになっていて、親密度が増すのは間違いないお店でした。1番奥のスペースは、展望車のような雰囲気で、ステンドグラスの天井はスイッチで開き、陽光降り注ぐテラスに早変わりしました。

日曜祝日は朝8時から夜中の12時まで営業していて、年中無休、駐車場も40台のスペースがあるという、デートには持って来いのお店でした。こういうお店が無くなったのは、本当に残念です。