80年代、梅田コマ劇場とナビオ阪急の間の道を進むと、阪急ファイブの入り口手前左に、ニューOS劇場がありました。このニューOS劇場、若い人と話をすると「??」と、なることがあります。
僕らの下の年代の人は、HEPナビオのスグ北側にある劇場をOS劇場と呼ぶ人がいますが、それこそ僕らが「ニューOS劇場」(写真①)と呼んでいた劇場です。写真の右に阪急ファイブが位置します。
本家の「OS劇場」閉館後に、上の「ニューOS劇場」をOS劇場(写真②)と改名したのです。上と下の写真の、劇場の看板を見比べて下さい。改装されていますが同じ劇場です。(カラー写真の方が古く、白黒の方が後から撮影されています。)
その後映画館を2つに分割し、OS劇場とOS名画座(写真③)としました。写真右上の看板がまたも変わっていますね。
「TOHOシネマズ梅田・別館」と、またまた名称が変わり現在に至っています。
僕が鑑賞してよく覚えているのは、80年「地獄のモーテル」。土曜の初日に学校帰りに寄ると、これが酷い映画でした。(笑)ホラーではありがちな話ですが。でも、これだけは記しておきたい。この時、映画が始まっても、館内の照明が落ちなかったのです。明るい場内のままホラーを見る。とんでもないハプニングでした。
そして後年、あのマイケル・ジャクソンの「スリラー」の「ゾンビ・メイク」を担当した、リック・ベイカーの名前を一躍有名にした「狼男アメリカン」を、82年に観たのもここでした。こちらは期待もせずに行きました。おふざけのようなチラシ(宣伝)だったし、監督が「ケンタッキー・フライド・ムービー」のジョン・ランデスだったし。(笑)でも、これは当たりでした!本当に面白いホラーでした。どちらも現在、DVDで観ることが出来るのは嬉しいですね。