青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

飲料水について考える

2008-04-20 | 今を考える

「水と平和はタダではない」とは、いい加減当たり前になったと思うのですが、そういう考えではない人もいるでしょう。どちらが正しいではなく、今日は飲み水についてのお話です。子供の頃は遊んで喉が渇けば、公園で水を飲んでいました。時には腹痛を訴える友達もいましたが、水が悪かったのか、飲み過ぎたのかは分かりません。(笑)でも「サビの味がするから、ここの公園の水は飲めないぞ」「あの公園の水は美味しい」なんて情報は回っていました。根拠等無かったと思うのですが。(笑)

水道水は飲めるのでしょうか?TVではそう言っていますが、僕はそのままでは飲みません。

僕は過去に井戸水で数年間生活をしていました。日本中を見渡せば、井戸水を使っている所は今でも多いのです。ところが建築業者が実にいい加減で、水質調査もせず、そのまま飲料水として使わせていました。汲み上げた水はマンションについているタンクのように貯蔵するのですが、ある日洗濯物が茶色なのに気が付きました。このタンクが不潔だった。ちょっとした地震でもあれば、砂が混じって茶色の水がタンクに一杯。

このタンクの水を抜き、掃除をするには資格が要るので、料金が何万円も要る。タンクにフィルターを付けても、雑菌がそこに育つので駄目と言う。結局は塩素を混ぜることになりましたが、その装置の塩素調節がいい加減で臭い。また、建設業者たちは水質検査を定期的にどころか、最初から全くしないいい加減さ。そこで家庭内に浄水器を付けましたが、すぐにフィルターは汚れる。とても飲む気になれない。当時の家族の体調不良は全て、飲み水のせいだと思うくらいです。だからミネラル・ウォーターを購入し、お茶・味噌汁・炊飯と、身体に入るものはミネラルにしました。それ以来、水にお金を出すのが当たり前になりました。

ミネラル・ウォーターも「六甲のおいしい水」や「天然水・南アルプス」を買っていましたが、途中から「日田天領水」に。これは高価で、1本400円くらいしました。これは深井戸水で、「天然活性水素水」と俗に呼ばれるものでした。健康への効果は目には見えません。しかし当時、僕の家族には健康に不安を抱える人がいたので、「プラシーボ効果」でしかなくとも構わないと考えて買いました。効果があるかないかは分からないけど、購入できる人は買えばいいと思います。

しかし、今日の話題はここから。何と「日田天領水」より高価なミネラル・ウォーターがありました。その水は2リットル入り1本が、何と840円もしました!その水は「海の深層水・天海の水」というものです。

HPによると、「海の水は、水深2千メートル以上の世界の海域を太古の昔から循環し、その一部が室戸沖に湧昇流となってあらわれている海洋深層水です。豊富なミネラル成分をバランスよく含んだ海洋深層水は「母なる海」の言葉通り人間の体液にきわめて近い水といえます。赤穂化成がお届けする「海の深層水」は、科学技術庁が海洋深層水の研究と開発のモデル地区に指定した高知県室戸市の沖合から取水した海洋深層水を原料としています。添加物はいっさい加えず、飲みやすさを考えて硬度だけを調整しました。例えば、「硬度1000」タイプなら、1日コップ2杯程度で、必須ミネラルはもちろん、現代人に不足しているといわれるマグネシウム100mgを補うことができます。「海の深層水」は体に必要なミネラルをバランスよく含む水。健康飲料として毎日お飲みになることをおすすめします。」とあります。

しかし、もしこういう商品。効果が見込めないのを知っていながら売っていたり、表示している成分に誤りがあれば、販売元は元より、CMを放送したり広告を掲載した媒体の責任を問うことも必要だと考えます。

そもそもここまで高価な水で、その健康への効果が立証されていないのに購入するとなると、これはある意味「信仰宗教」のようなものです。しかし、健康不安を持つ人なら、何とかそれを使いたいという人が出て来ても仕方がありません。こういうものを作る会社、それを販売する会社、本当に責任感を持ってもらいたいものです。また、効果が全く分からないものを拒絶する「勇気」も、もし自分に何かあった時には、持てるようになりたいものです。



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