1980年代、江坂に遊びに行った時、驚くべきビルを発見しました。ビルの中に森があったのです。当時はそういう言葉も珍しかった～「アトリウム」。大阪メトロ・御堂筋線・江坂駅下車、駅から直結する大同生命ビルです。車で新御堂を走っていても、「あれは何？」というほど目立っていました。
そのビルの森の中に、「ミンデン」という喫茶店がありました。現在はミンデンはありませんが、このアトリウムは今も健在です。
ビルの中なのに、とても気持ちの良い空間。そこにあった喫茶店「ミンデン」は本当に快適空間という言葉がピッタリ。
そしてこのお店の売り物が、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「酸素コーヒー」でした。酸素コーヒーを注文すると、写真のように酸素吸入器を持って来てもらえます。それを10～15分も吸引し、スッキリした所で珈琲が運ばれて来るのです。
確か酸素コーヒーは1杯500円。このお店の普通のブレンドコーヒーが300円でした。ブレンドと酸素コーヒーが同じ珈琲だったのか、違うものだったのかは知りません。面白そうな酸素コーヒーの方しか飲んでいないからです。2回目からはアイスコーヒーばかり、冬でも飲んでいました。
オフィス街の喫茶店なので、営業は平日は朝7:30から18時まで。土曜は8時からですが14時までしか開いてなく、日曜・祝日は休みだったので、週末デート向きではありませんでした。それだけが残念。だから土曜の午前中に当時出来たばかりの「東急ハンズ」に買い物に行き、その後珈琲を閉店までに楽しむというパターンでした。
ハンズの建物の一角だったか近所の2階に「チケットぴあ」があり、そこの責任者だった友人に頼んで、いつも外タレのコンサートチケットを押さえてもらったことも、懐かしく思い出されます。
