僕は書店で、いろんな分野の書籍を見て回るのが大好きで、書店に行くとついつい数冊を大人買いしてしまいます。学生時代は今は無き梅田は曽根崎にあった「旭屋書店」に入り浸り、3階にあった喫茶店リーブルで購入した本を読んだりしました。ネットでいろんな本を入手しやすくなりましたが、知らない本は検索できませんから、書店でどんな本が並んでいるのかを見るのが楽しく、1日いても飽きません。
社会人になり車で行動するようになると、大きなターミナル駅の書店よりも、国道沿いの広い駐車場付きの大きな書店に通うようになりました。大阪・西淀川区御幣島にあった「宮脇書店」は大好きでした。サブカルチャーに関する本等は、紀伊国屋よりも充実していたと思います。残念ながら2013年6月15日に閉店しました。
ただ、こういう書店は平成後半になると出版不況とも相まって、どんどん閉店が続きました。現在も残っているお店は本当に少ない。そんな中でも大阪・北摂の国道171号線沿い半町に、今も営業中の「DUKE書店」は大好きなお気に入りの書店です。
昭和の終わりだったか平成の初めに登場したここは、書籍の品揃えが良かった。僕の興味のあるジャンルの本が充実していました。巻数の多い長期連載の漫画の単行本でも揃っていました。
欠点は外装にお金をかけていないので、最近では見た目がみずぼらしくなっています。
しかし、中は広いし本の数も多い。今では阪急電車の駅には、阪急が経営する「ブックファースト」がどこの駅にもありますが、話題の本でもなかなか入荷しない。ところが、こういう書店は意外といろんな本が入荷するのが嬉しいです。カーナビ全盛の現在では関係ありませんが、昔はこういう書店には「地図」やドライブの「ガイドブック」なども沢山置いてありました。
昔ながらの入口には子供向けの本、2階にはCD、DVD、雑貨、喫茶店もあり、ちょっと買い忘れた売れ筋のCDなんかも、昔は手に入れるのにここを重宝しました。若者の車離れやネット全盛時代にあって、こういう書店が今後増えることは難しいと思いますが、長く経営が続いてくれればと思います。