青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

兵庫・川西市の最初の市場!“新町市場”

2023-04-13 | 昭和・懐かしい京阪神の風景
今そこに行ってみると、普通の住宅地。特に何か目立つものも無ければ、記念碑が立っている訳でも無い。そこに何があったか、想像も出来ない。そんな場所があります。
 
僕の友人の思い出の「川西・新町市場&新町センター街」は、川西能勢口駅の南東、現在の「みつなかホール」とマンションが建つ場所にあり、戦後、川西で商業に大きな変化をもたらした最初の市場でした。
 
新町市場は水田を埋め立て、昭和31年に開業。(2年後には新町センター街も開業。)川西市内初の小売市場で、映画館や劇場を併設し、無料の買い物バスを運行する等の積極的な集客によって、食料品や日用品など新町市場ではそろわないものは無いと言われるほど、さまざまな商店が立ち並びました。新町市場と新町センター街を合わせると約100店舗の大型市場となり、池田の商店街へ出掛けていた人々も、ここを利用するようになったのです。
 
 
昭和33年に開業した「川西中央市場」と共に、市民の台所として繁盛しましたし、力道山のプロレスやテレビを観るための「テレビ食堂」もありましたが、30年代末期、久代に川西ショッピングセンターが開業したのを皮切りに、市内各地に小売市場が開業、止めに川西能勢口駅前に大型量販店が進出し、昭和50年以降は廃業の一途を辿りました。そのために新町地区を整備しようと、56年から再開発事業に取り組むことになり、平成4年には除去工事に着手、8年にはみつなかホールが完成し、今日に至っています。
 
 
今日は資料として最盛期の店舗地図と、新町温泉の写真を掲載しておきます。その新町温泉は僕の友人の友達が経営していますし、新町市場には友達だらけ。思い出もたくさんあります。


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