青春タイムトラベル ~ 昭和の街角

昭和・平成 ~良き時代の「街の景色」がここにあります。

どさん子ラーメン ~最強チェーン店はどこに?

2021-07-04 | 昭和・思い出は色褪せない

日本中どこを歩いても見かけるラーメン店。ファミレスや、道路沿いのいろんなお店が閉店した場所に、次に出店するのがラーメン・チェーン店。

レストランや喫茶店が道路沿いに賑わった時代、お金が余った人が手を出すビジネスと言えば書店でした。世の中にはいろんなチェーン店があり、コンビニ、個別塾なども一時は出店が増加したものです。しかし、コロナ前は何といっても飲食店、中でもラーメン・チェーン店に投資する人が多かった。お金を出しチェーンに加盟し、店長や従業員を雇って人に任せる。こういうお店が多かったものです。

しかし、気が付けば看板がうどん屋や、ファーストフードにいつの間にか変わっていることも多い。かつてはあちこちで見たお店が、今では探さないと見つからないという事も珍しくなくなりました。それだけ競争も激しく、人が飽きるのも早いのでしょう。

僕が初めて知った、かつ食べたラーメンチェーンといえば、それは70年代の「どさん子」です。味噌ラーメンが新鮮で、醤油ラーメンも好きでしたが、やはり「どさん子」と言えば味噌ラーメンでした。「どさん娘」とか、字が違う「どさんこ」ラーメンもその後あちこちで見るようになりましたが、そこは大人の事情だったのでしょう。家族で食べに行くと、「ロータスクーポン」が沢山もらえ、ベルマークと違って豪華な品物がすぐにもらえたのも嬉しかった。因みにロータスクーポン事業は、昭和48年にスタート。平成21年に商品交換の時効を迎えて終了しました。そんなに長く続いていたことに驚きました。

上の写真は2015年に撮影したものですが、このビールの宣伝ポスター。写っているのが「松田優作」なのに驚きです。色褪せたポスターをずっと貼ったままでした。

その後大きなチェーン展開としては、僕が大人になってから「天下一品ラーメン」が店舗数を伸ばして有名になりました。「びっくりラーメン」というのもありました。ラーメン屋さんは多過ぎて、僕が印象深く覚えているのは「どさん子」だけ。天下一品は、それほど味にインパクトがありませんでした。僕が好んで足を運んだのは、大阪は北摂・桃山台と一時は箕面に2号店があった「副将軍」だけです。

数年前に「どさん子」の味噌ラーメンが食べたくて足を運んだのが、ここまでこの記事の中で紹介して来た写真の、大阪・豊中市の庄内店でした。でも、ピリ辛の味付けが施されていて、僕の古い記憶の味とは違いました。残念ながら、このお店も2015年に閉店してしまいました。

現在、僕の記憶に近い味噌ラーメンを食べさせてくれるのは、「どさん子大将」の豊中店です。モノレール「柴原阪大前」から少し中央環状線を千里中央に向かって歩いた、「関西リハビリテーション病院」近くの千里川の横にあります。

このお店も長く営業されています。懐かしいどさん子の味噌ラーメンを味わうには、ここが1番かなと思います。どさん子を懐かしいなと思う方で、この近所の方にはオススメです。懐かしいお店は、どんどん閉まって行くことが多く、無くなっているのに気付いた時は、いつも寂しい気持ちになります。



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