僕は現役時代には男性社員だけではなく、女性社員をマネージメントしたこともありました。
僕は、マネージメント、コーチングというものを真剣に勉強しました。当時はまだ、そういう言葉が世間で取り沙汰されていませんでしたし、そういうビジネス書もほとんど見かけない頃でした。僕自身は自慢になりますが、転職も経験しましたが、常に営業職ではトップの座を獲って来ました。結果を必ず出して来ました。偉大な先輩や師と言える人からのアドバイスに、常に恵まれたからです。しかし、プレイヤーと指導者では違います。自分が出来ても、部下を動かし、育てることが出来ないと指導者失格です。
女性の社会進出が増えるにつれて女性の部下も増えて来ました。男同士でも大変だったマネージメントですが、これが女性の部下が相手となると、マネージメントは更に難しくなります。一時期20人以上の女性をマネージメントしたことがありましたが、何を考えているのか分からないと困惑したことを覚えています。
僕は柳本監督の率いる日本の女子バレーを見るのが大好きでした。彼の一挙手一投足に目が行きます。言葉の1つ1つを聴こうとしました。あれだけ実力も個性もある女子選手を育て、動かす管理能力・指導方法・人間力を学びたいと思いながら試合を見ました。どこでタイムアウトを取ろうか・・・自分なら・・と考えて観戦します。柳本監督が本を書いたら絶対に買う！早く書け！（笑）と思っていました。すると・・・2005年に出版されました。
管理職の方には、ぜひ一読をお薦めします。ただし、それなりの管理能力の無い人は、読んでもその秘訣は頭で分かったつもりでも、実際には実行出来ないと思います。
世の中には女性と男性の2通りの生き物しかいないのに、その半分をお互いに理解出来ないというのは困ったものです。恋人同士でも夫婦でも・・異性を理解出来ると、人生は幅が広がると思います。
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人生、負け勝ち
晶一, 柳本
幻冬舎
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