東京大学医科学研究所の、本物の新型コロナウイルスを使用した世界初のマスク効果実験で、マスクのウイルス抑制効果が、ワクチン(完成した場合)と同じ効果があるという検証結果が出ました。
コロナに感染していない人が布マスクを使っていた場合、吸い込むウイルスが60~80%になり、不織布マスクならウイルスを半分に出来る。医師が使うN95マスクでも1~2割のウイルスは通してしまうのだから、不織布マスクのウイルス抑制効果が高いことが分かります。勿論、マスクによって効果は違うでしょう。布マスクでも、何度も何度も洗濯機で洗って使いまわしているものなら効果は落ちるし、不織布でもメーカーによって効果は違う。やはり信頼の出来る日本製の、VFE試験等で99%カットが認められている不織布マスクを使ってこそ、この効果はあるのだろうと思われます。
逆に感染者がマスクを着用しており、周囲の人がマスクをしていない場合は、布マスクで感染者が出すウイルスは25~40%になり、不織布マスクなら30~40%、N95マスクならほぼ100%のウイルスを周囲に撒き散らさないことが分かりました。
インフルエンザのワクチンを接種した場合、34%~55%を発症阻止することが出来、死亡阻止率が80%台と言われていますので、
マスク着用でコロナウイルスの50%を抑制出来るという事は、ワクチン並みの効果があるということです!
唾液の中にウイルスが存在することなども分かって来ている今、こうなるとマスクの着用義務が法整備されれば、コロナウイルス感染拡大を食い止めることも可能になると考えます。
また、カリフォルニア大学・サンフランシスコ校の研究によると、マスクは感染予防だけではなく、「重症化を防ぎ」「免疫獲得」の可能性まであると言います。これはマスクを着用することで、新型コロナウイルスが体内へ入る量を減少させ、症状を「軽症化」さらに「無症状」率の増加につながる可能性があるという仮説に基づき、医師やスタッフ、患者等に病院内でどのようにコロナが感染するかを実験して分かったことです。
病院内で新型コロナウイルス患者が1人、周囲の医師・スタッフ等37人が全員常にマスクを着用した場合、3週間後37人中13人の感染が確認されました。内訳は症状ありが1人、無症状が12人。そして、この無症状の12人を調べると、全員が重症化せずに免疫を獲得していたのです。
これを微量感染と言い、少しはウイルスが体内に入って来るのは仕方が無いが、微量のために重症化せずに免疫を獲得出来るということ。マスクを着用することで、多くの人が免疫を獲得し、重症化を防ぐことが出来るのです。
皆さん、コロナを人に「うつさない」「うつされない」為に、マスクをしっかり着用しましょう!