久しぶりの雨でした。雨が止んだ後には、折れたビニール傘がゴミとなって道端に捨てられています。持って帰るのが荷物となった人は、駅のホームやあちこちに傘を置いて立ち去ります。
ビニール傘はそれほどまでに、安価なものに成り下がりました。しかも、壊れやすい。
これは昭和40年代初期の大阪市内の風景。
こうもり傘の修理を路上でしている人の様子です。
当時のこうもり傘は貴重品でしたし、そんなに簡単に壊れるものではありませんでした。だから、不具合が生じると、誰もが修理に出したものでした。モノを大切にしたからというより、傘が貴重品だった時代でした。