僕が初めて自分のお金でチケットを買って行ったのが、彼女のコンサートでした。
1976年12月3日、オリビア・ニュートン・ジョン。場所は大阪フェスティバルホールで、S席2800円でした。80年代に入って、この時の録音がレコード(正規盤)で発売され、僕は今も持っています。マライア・キャリーの登場の遥か前、クリスタルボイスと呼ばれ、歌の上手さと容姿の美しさで70年代に音楽界・映画界両方に於いて一世を風靡。一旦人気に陰りが見えるも「フィジカル」で堂々最前線へのカムバック。
以降、大きなヒットに恵まれず、シドニー五輪開会式で脚光を浴びるも、夫との死別、乳がんを経て2000年代に入っても何度か来日コンサートを開催もしましたが、うつ病に悩んでいる等というニュースも耳にし、完全に表舞台から姿を消していたかのようでしたが、今回「自伝」が発売になりました。
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かつてオリビアと人気を二分したリンダ・ロンシュタットもパーキンソン病で引退。時の流れは寂しさを感じさせもします。リンダの自伝はアメリカでは(勿論英語版)発売していますが、日本のファンの為に、そちらも日本語版を発売して欲しいものです。
あまり大きな宣伝もされていないようだし、かつてはイルカ発言などでアンチも多かったようですが、往年のファンの方々は手に取って一読されるのも良いかと思います。
オリビアは僕の10代の時の英語上達に間違いなく一役買ってくれましたし、当時の僕のアイドルでした。本当に近況を聞けるのは嬉しいものです。