アーバンライフの愉しみ

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赤飯炊いた?

2015年09月13日 | アーバンライフ

今週の新聞(朝日)の雑学版に「家で赤飯を炊くか?」というアンケート結果が掲載された。
同紙の読者1,880人の回答によるが、約6割の人は、家では炊かないと応えている。そんなものだろうと思った。

自宅で炊く人は少数派だが、赤飯が好きという人は9割近くにものぼっていて、味の良さに加え、特別な気分になれるからという理由もうなずける。

何故、赤飯なのか?
古来、赤い色には災いを避ける力があると信じられ、魔よけの意味を込めて祝いの席で振る舞われるようになったという。

家族の誕生日には欠かさず食べるというご家庭も少なくないと思うが、出産、入学、卒業、結婚に加え定年退職など、それぞれ人生の節目々々には欠かせない食べ物だ。女性が女性の門出ともなったその日に、母が炊いてくれた思い出をお持ちの方もおられるだろう。

このように、「赤飯」は、私たち日本人の暮らしの中にしっかり根付いていて、もはやそれはDNAを形づくっていると言っても過言ではなかろう。それほど身近な、言わば人生の応援歌のような存在ではなかろうか。 

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