この明るさは何だろう。どこから来るのだろう。
奴らは、「安保法案(戦争法案)は可決成立した」と言うが、そんなことはどうでも良い。
速記者が「聴取不能」と記録したあの特別委員会の怒号と暴力的騒擾を、国会の正常な姿だと強弁する奴らに未来はない。
国権の最高機関である「国会」が、憲法違反の法律を造って良いはずがない。
だが、NHKテレビの中継画面は、即座に「可決」のテロップを流し、既成事実化を進めた。
こうして、「数」は世の中をつくって来た。
しかし、違うのだ。
今までとは違うのだ。
「15年安保」の闘いはこの日から始まった。
私たちは、奴らの墓穴を掘る仕事を、静かに、手を携えて、絶えることなく進めていく。
そこにある「静かな決意」と「最後の勝利への確信」が、私たちを明るくさせているのだ。
記事は、朝日新聞9月21号から転載しました。