MB(ミュージックバード:デジタル音楽放送)では、毎月、「レコード芸術」誌に掲載された優秀録音盤を紹介している。
この週末(11日)に放送された3枚のCDの内1枚は、児玉麻里・桃姉妹によるピアノデュオであった。
曲目は、いずれもチャイコフスキーの三大バレエ音楽を編曲したもの。
かって知るメロディーが次から次へと登場するのだが、2台のピアノが奏でる壮麗な響きは、何か豪華な宮殿にでも迷い込んだような感じを受けながら聴いた。
収録曲
・ラフマニノフ編曲 「眠りの森の美女」 組曲 Op.66 [序奏、リラの精 / アダージョ、パ・ダクシオン / 長靴をはいた猫 / パノラマ / ワルツ]
・アレンスキー編曲 「くるみ割り人形」 Op.71より [小序曲 / 行進曲 / 金平糖の踊り / アラビアの踊り / 中国の踊り / トレパーク / 葦笛の踊り / 花のワルツ / パ・ド・ドゥ ]
・ランゲリ編曲 「白鳥の湖」 Op.20より [情景 / 四羽の白鳥の踊り / パ・ド・ドゥ]
・ドビュッシー編曲 「白鳥の湖」 Op.20より [ロシアの踊り / スペインの踊り / ナポリの踊り]
また、録音を編集する過程で、ジャケットの写真をアマゾンから拝借したが、その艶やかさにも魅せられた。
実物を手に取って見たわけではないが、パッケージメディアとしては、ジャケットも商品の重要な要素だと思った。