アーバンライフの愉しみ

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映画「華氏119」

2018年11月10日 | ギャラリー

昨日、札幌シネマフロンティアでマイケル・ムーア監督の最新作「華氏119」を観た。

ちょうど、中間選挙の結果が出た直後でもあり新鮮であった。

それにしても、「アメリカは病んでいるな」との思いを強くした。
しかも、それをどうすることも出来ずにいる米国民の窮状を知るにつけ、この先、一体どうなるのかと暗い気持ちになった。

このドキュメンタリーで、同監督が言っていることは三つある。

 ①トランプ大統領の誕生は、奇跡でも何でもない。それは、米国の政治が育んで来た結果だ。
 ②独裁者は、(ヒトラーがそうであったように)庶民の同意の下に現実化する。
 ③今、声を上げるだけでなく、(その阻止のため)「行動する」必要がある。

振り返って我が国の現状を思うに、同監督の指摘がそのまま当てはまると思った。ご一覧をお勧めします。

蛇足~題名の「華氏119」は、トランプ氏が2016年11月9日に(大統領選での)勝利宣言を行った日にちなんでいる。ブッシュ大統領の政策を批判した「華氏911」(2004年)というのもある。

また、ミシガン州フリント市(ムーア監督の生まれ故郷)で発生している水道水の鉛公害を、政治は今もってこれを解決しえていない。米国社会の闇の深さを物語る。写真は、映画の公式HPから借用しました。

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