アーバンライフの愉しみ

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山崎豊子著「約束の海」

2021年01月06日 | 読書三昧

 

社会派作家山崎豊子さんの絶筆となった「約束の海」第1部。
山崎豊子全集第二期4、394頁。

遂に完成されることのなかった大作だが、物語の全体構想は出来上がっており、出版社である新潮社内に特別(取材)チームも結成されていて、全編にわたる取材と資料の収拾が終わっていたという。

従って、第2部以降の大筋の紹介もあり、何をどのように展開しようとしていたがよくわかり、全巻を通読したような気になった。

それにしても、山崎さんの生涯のテーマであった「戦争と平和」がこのようなかたちで、未完のままとなってしまったことが惜しまれる。

 

 

 

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